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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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悪名
ネットのニュースで田中徳三監督が亡くなったことを知った。
大映京都出身で、大映瓦解後も東映、松竹その他渡り歩いて
長年、テレビ時代劇を撮り続けた真の職人と言える監督だったと思う。
私のようにテレビ時代劇を見続けている者は
テレビのクレジットでお名前を拝見するとなんとなくうれしかったものだ。
もう新作を見る事もないと思うと寂しい。
しかし監督が残されたテレビ時代劇は本当に沢山あるし、
まだまだこれからも見尽くす事はないだろう。
そういう意味では田中監督は私の中では現役続行中だ。

本日(正確には昨日)、奇しくも広島映像文化ライブラリーにて上映された
監督作『悪名』を鑑賞。悪名シリーズの記念すべき1作目だ。
自分の中では田中監督追悼上映会だったのだが、
休日なのに観客はいつもと同様、おじいちゃんとおばあちゃんばかり。
心の中で「広島の映画ファン達、どうした!!」と吼えるが
終了後、近くの大型ショッピングセンターに行って気付いた。
今日ってクリスマスイブなんだね、パトラッシュ…。

勝新演じる八尾の朝吉はバクチ大好きでヤクザ嫌い。
女好きだが曲がったことが大嫌い、と、ガキ大将が
そのまま大きくなったような男。
幸薄な女郎を助けるため、広島の因島(!)で 朝吉と
相棒モートルの貞・田宮二郎が大暴れ。 あっという間の一時間半。

冒頭から強烈な河内弁の応酬で、こりゃ字幕がないと意味が分からないかも、
と思ったが、そんな心配は杞憂で、あっという間に映画に引き込まれていた。
舞台がどんどん移り変わっていくが、混乱する事もなかったし、
伏線も巧みに生かされていてよく出来たシナリオだと思う。
こういう映画だと、最後は決闘や乱闘の後、別れや旅立ちで終わり、
というのがよくあるパターンだと思うが、
この映画では女郎を逃がした罰で女親分にステッキで
メチャクチャに打ち据えられるも、朝吉は男の意地で耐え、
女親分は涙ながらに許す、という 清々しいもの。ちょっと泣けた。
本編中に勝新と中村玉緒のキスシーン&入浴シーンもあり。
映画の中で、玉緒が勝新に結婚の誓約書を書かせる
場面があったが、この頃、2人は実際に交際中だったとかで笑える。

永らく、このシリーズは『座頭市』シリーズ以降の作品だと思っていたが
実際は座頭市1作目より早く、しかもこの映画が今ひとつ伸び悩んでいた
勝新をスターに引き上げたターニングポイントとなった作品だったと初めて知った。
この映画がなければ勝新のそれ以降の「強くて、正直なヤクザ者」という
キャラクターは生まれなかったのかも知れない。
確かにそれぐらいパワーのある映画だと思った。
田中監督、今日、あなたの偉大さを知りましたよ。
安らかに眠ってください。





テーマ:邦画 - ジャンル:映画

大映 | 01:02:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
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