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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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空手バカ一代
空バカトリロジー

アメリカ発売DVDボックス「マス大山トリロジー」より。'77年東映。
『けんか空手 極真拳』、『けんか空手 極真無頼拳』に次ぐ
東映製作・マス大山サーガの最終作だ。
主演・監督は3作とも千葉真一・山口和彦。
前2作はそれぞれ
『KARATE BULL FIGHITER』、『KARATE BEAR FIGHITER』と
身もフタもない英語題だが、本作は『KARATE FOR LIFE』とシックな題名。
しかし内容は前2作が「牛殺し」、「熊殺し」なら本作は
「人殺し」だ!と断言できる暴走ぶりだ。

終戦からそれほど歳月が経っていない、と思われる時代。
空手家・チバは未だ世に認められておらず、やり場のない焦りを
道場破りで晴らす荒んだ毎日を送っていた。
今日は東映空手映画でおなじみ石橋雅史の道場破り。
門下生を百人組手で全員、半殺し(何人か死んでるかも)にし、
師範の石橋の片目を目突きで潰す野獣・チバ。
そんなチバの正業はまたもやヤクザの用心棒であった。
確か前2作で「もうこんな事、辞めよう」的な事言って足洗ってなかったか?
「一度入った悪の道からはなかなか抜け出せない」というリアリズムなのかもしれない。
ピラニア軍団・志賀勝らチンピラヤクザを引き連れ、
馴染みの小料理屋に顔を出すチバ。
その姿は空手家というより大友勝利そのものだ。
そこへ現れる日系人プロモーター・南利明。
「沖縄行って空手で金儲けしゃーせんか?ハヤシもあるでよ!」と
甘言を弄して誘う。
物事を深く考えない空手バカ・チバは口車に乗って沖縄へ。

沖縄では日系人レスラー・室田日出男に契約を盾に
八百長仕込みのプロレスに出るように言われ、同じく騙されて来た柔道家で
大映の釈迦・本郷功次郎共々、リングに上がる。
トップバッター本郷は「ダメだダメだー!」とあっさり敗退。
タッチ交代したチバは契約も忘れ、外人レスラーを激殺。
八百長相手の内田朝雄率いるヤクザに脅され、本土に帰る事に。

そのまま帰るのはもったいないなあ、としばし観光気分のチバ。
そこへ現れた少年窃盗団が大山の荷物を奪って逃げる。
アジトを急襲したチバは置いてあった食料を貪り食い、用心棒に収まる。
しかし呑気な日々は長くは続かず、リーダー・カズオ少年の姉・夏樹陽子が
結核に罹っていることが判明。高価なペニシリンを入手するため
今は飯場で労務者やってる室田・本郷と共に再び八百長試合へ。
しかしチバはまたしても対戦相手をノックアウト!
これにはさすがにキレた内田一派は夏樹を捕らえ、ロープで縛り付けて
電気でビリビリのマニアックな拷問。
横で見てるキャプテンウルトラがもの凄く嬉しそうだ。
ボロボロになった夏樹をゴミ捨て場に文字通りゴミのように放り投げられ、
更には室田を射殺された空手バカと柔道バカは怒り爆発。
「目には目を、歯には歯を」とばかりに、
琉球様式のお城みたいな内田の組事務所に殴り込み。
「快傑ズバット」の戦闘員みたいなコスチュームのヤクザの構成員を
皆殺しにした2人は、幹部のキャプテンウルトラや名和宏も激殺。
更には内田の用心棒になり果てていた石橋雅史も倒す。
内田組長は『燃えよドラゴン』みたいな鏡の間に逃げるが、
チバに倒され、鏡に顔突っ込んで『サスペリア』みたいな死に顔を見せる。
沖縄の海に向かって「ハァーッ!」といつもの気合いを入れたチバ。
見ている側がこれが大山倍達の半生の実話に基づく物語であることを完全に忘れた頃に
「極真とは~なり!」みたいな自己満足な文句をモノローグして「完」。

前作から2年近いインターバルを置いた本作、レギュラーだった智弥子夫人役の多岐川裕美、
下宿の大家のオカマ役・由利徹は姿を見せない。
見せ場のアクションは東映空手映画流にアレンジされながらも、
要所要所はアニメ「空手バカ一代」などでも
描かれていた大山倍達の自伝がベースとなった
前2作とは異なり、大幅にフィクションを導入した本作。
『けんか空手 極真拳』においては人を殺せば逮捕されていたが
(とはいえ正当防衛ですぐ釈放されていたが)、本作では一人の警察官も出てこない。
ストーリーは完全に東映ヤクザ映画のフォーマットで作られており、
耐えに耐えていたのがついに爆発。クライマックスは殴り込みだ。
とは言え、内田一派の悪行もチバが約束を忘れて暴れたせい
だったりするから全ては「空手バカ」が悪いような気がするんだが。
舞台である沖縄はしっかりロケ撮影されていて好感が持てるが、
東映作品の常として、いつの時代の話だかよく分からなかった。

夫人との馴れ初めが強姦だったり、敵を大量殺戮したりするこのシリーズに
自分の名前が使われることを承諾した大山倍達。
人間の器がデカいんだか大雑把なんだか…。




テーマ:アクション映画 - ジャンル:映画

ソニーチバ | 16:58:55 | トラックバック(0) | コメント(0)
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