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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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吸血鬼ゴケミドロ
吸血鬼ゴケミドロ
吸血鬼ゴケミドロ
菊池俊輔、高英男 他 (2005/12/03)
松竹

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1968年松竹製作のSFホラー。「寅さん」や「釣りバカ」系の大船調人情喜劇の印象が強い松竹だが、邦画の斜陽期には怪獣映画(ギララ)やお色気映画、アクション物など、客が入りそうなものなら手当たりしだい製作していた。監督は東映から招いた佐藤肇。SFや怪奇物の名手だが、任侠物中心の東映では作品に恵まれなかった佐藤監督が得意のフィールドで存分に腕を振るった力作に仕上がっている。脚本は推理作家の小林久三と佐藤監督とのコンビが多い高久進の連名だが、実際には小林久三は名前貸しでほとんどタッチしていないと言う噂である。ストーリーは、国内線の旅客機が墜落、生き残った人々がエゴむき出しで争うが、やがて宇宙から来た吸血生物ゴケミドロに一人一人殺されていく、という内容。娯楽作品ではあるが、当時のベトナム戦争を背景に、人間達が地上で愚かに争っている間に宇宙からの侵略者がチャンスを狙っていた事が語られる硬派なメッセージを持つ。加えて極限状態における醜い争いの描写が素晴らしい。出演者は今見るとなかなか豪華な顔ぶれだが、特に次期総裁候補の代議士・北村英三と、その腰ギンチャクの武器商人・金子信雄という東映作品でおなじみ二大性格俳優の演技が最高。北村英三は田中角栄風の大物だが実は小心者で自己中心的な代議士にピッタリ。金子信雄は出世のためには妻すら差し出す卑劣な男を粘着質に演じ切っている。二人の癒着ぶりはその後のロッキード事件を予言しているようだ。その他、最初に憑依される白スーツのスナイパーにシャンソン歌手の高英男、ゴケミドロに誰か襲わせてみようと提案する大学教授に「乳姉妹」の大丸剛造・高橋昌也など。この乗客達のギラギラさ加減の前には本来の主人公たるパイロット・吉田輝雄とスッチー・佐藤友美のカップルはあまりにも良識派過ぎて発言にも説得力がない。まあ吉田輝雄はいつもの石井輝男の異常性愛シリーズと同様、『こんな事が許されていいのか!』と悪くなっていく状況を傍観しているだけの狂言廻しなんだが。一片の望みもないラストも素晴らしい。この映画は楽しい事がある前日に見るといいかもしれない。次の日の楽しさが何百倍にも感じられるだろうから(笑)。特撮を担当しているのは「マグマ大使」、「ライオン丸」なんかのピープロダクション。確かに今日的な目で見るとちょっと苦しい出来だが、印象的な場面も多い。特に冒頭の真っ赤な空を飛ぶ旅客機のシーンはタランティーノの「キル・ビル」にも引用、というかまんまコピーされている。タランティーノ偉い!この映画、子供の頃に観た人達は大抵トラウマになっていると聞く。私は幸か不幸か二十歳過ぎてから観たが、定期的に見返さないと気が済まない。これも一種のトラウマなのかも。


テーマ:ホラー - ジャンル:映画

SF/ホラー | 16:49:49 | トラックバック(0) | コメント(7)
コメント
中毒になる映画
初めまして。
ペン吉さんのコメントにうなずきっぱなし。僕は30過ぎて初めてこの映画観たんだけど、それでも強烈な印象でしたよ。ラストはボーゼン。和製カルト映画の帝王という感じ。

>定期的に見返さないと気が済まない
まったく同感。なんか、半年に一度くらいは観ちゃうんですよね。中毒というか、時々無性に激辛ラーメンが食いたくなるような、そんな感じで。
2006-04-28 金 01:44:56 | URL | カジック [編集]
カジックさん、はじめまして。

>和製カルト映画の帝王
ホントそうですよね!いつの日か映画館の
スクリーンで観たい映画の一本です。
2006-04-28 金 08:46:28 | URL | 赤ペン [編集]
こんにちは。
昨日の夜、また観ちゃいましたよ。
で、ふと思ったんだけど、爆弾男が「世の中がおもしろくないからさ」って言うじゃないですか。もしかしてゴケミドロが襲ってきた理由も同じかなって。
「宇宙がクソ面白くもねえから、地球人を皆殺しにすることにした」
なんてことで、ああなっちゃったんだとしたら凄いよね。地球人の方はいろいろと理屈つけて「反省」するんだけど、それがそのまま宇宙人の論理になるとは限らないもんね。

>映画館のスクリーンで観たい
ウーン、佐藤友美さんはいいんだけど、あの暑苦しい男同士のラブシーン(笑)を大画面で見せられると‥‥胸焼けで気分が悪くなりそう。
2006-04-29 土 15:43:45 | URL | カジック [編集]
>「宇宙がクソ面白くもねえから、地球人を皆殺しにすることにした」
なるほど。
考えてみればゴケミドロ達が最終的に何の目的で地球に来たか描かれてませんね。
地球人の捕食が目的なら地球人全滅させるわけは無いと思うし。
宇宙の無差別殺人鬼に因縁つけられちゃかないませんね。

>胸焼けで気分が悪くなりそう。
わははは!
確かに高英男が金子信雄の首筋に吸い付いてる図、ってのは
不快指数高すぎで大画面では正視に耐えないかもしれませんね。
カジックさんはDVDでの視聴ですか?
特典映像の高英男さん、ゴケミドロに吸われて精気が抜けたみたいな
風貌になってますね。まあ、渋いおじさんなんですが。
2006-04-29 土 17:00:34 | URL | 赤ペン [編集]
僕はレンタルビデオをダビングした奴で観てます。
僕が会員になってるビデオ店(某有名チェーン店ではない)には、けっこう古い映画のビデオも置いてるので助かってます。「キイハンター」とかも置いてるんですよ。
精気の抜けた高英男さんならネットで拝見しました。確かに血を吸われたあとみたいな感じ(笑)。しかし、顔のインパクトの点で「ゴケミドロ」撮影当時のあの方をしのぐ俳優さんはいませんね。よくぞ起用してくれたという感じ。なんか、「ゴケミドロ」という語感と、あの方の顔のインパクトがピッタリ合うんですよ。
2006-04-29 土 20:18:02 | URL | カジック [編集]
おひさしぶりです・・・
 どうも、受験生(!)の市でございます。何やら盛り上がっているので、こちらにレスさせていただきます。
 この作品の魅力はなんといっても、冒頭の特撮(&空)とあの絶望的過ぎるラストだと思います。それと、ゴケミドロ本体(?)が顔の割れ目から流れ出てくるシーンも強烈です。子供じゃなくてもトラウマ必至かと(笑)
 それにしても、KILL BILLのあのシーンはまさしくゴケミドロでしたね。実は、全オマージュの中でも最も直接的なオマージュだったりして・・・
2006-04-30 日 23:49:36 | URL | 殺し屋市 [編集]
私も事前に「KILL BILLでゴケミドロの空そっくりのシーンがある」
という情報を耳にしていたのですが、実際見たらあまりにも
まんまで笑いました。
しかし「子連れ狼」同様、タランティーノ本人がゴケミドロからの
影響を口にしているのに、日本では相変わらずゴケミドロの知名度が
さっぱり上がっていないようで残念です。
「カルト映画」としてマニアの口にしか上らないのも
ちょっと寂しいんじゃないかと…。
2006-05-01 月 00:32:49 | URL | 赤ペン [編集]
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