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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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ヘアピン・サーカス


東宝ニューアクションの雄・西村潔監督による作品。
割とレア度が高い映画だと思うが、
最近、DVD化されたり、サントラが出たりして 再評価されてるらしい。
今回たまたま吉祥寺バウスシアター「爆音映画祭」での上映と
上京のタイミングが合ったので、劇場へ。
レビューに和製『バニシング・ポイント』なんて書かれた日にゃ、
観なけりゃならない宿命でしょう、これは。

冒頭、首都高で前を走る車と車間距離を詰めては、
右へ左へ車線変更して次々と追い抜いていく主観撮影に
度肝を抜かれる。これは、撮影用の仕込ではなくて
明らかにゲリラ撮影だ!物凄い迫力。
車のエグゾーストノイズも爆音上映に効果的で気持ちがいい。

主演の人は俳優でなく、本物のレーサーらしい。
なかなか大胆な起用ですね。
ヒロインに江夏夕子。
江夏夕子と言えば、目黒祐樹夫人で、
昔のテレビ時代劇のゲストでよく見る幸薄(殺される事も多い)娘、
という印象しかなかった。

何故、この2人で映画を?という疑問は本編を見たらすぐ理解できた。
街道レース場面の多いこの映画には、実際に高度な運転テクニックを
持った役者が不可欠だ。
主役の人は当然の事ながら、江夏夕子はA級ライセンスを持っているらしいし。

主人公は元レーサーだが、一人の女(なぜか笠井紀美子!)

をめぐる三角関係でライバルを事故死させたトラウマで
今では自動車教習の個人指導をしている男。
そこへ、一年前に指導したスピード狂でワガママな
金持ちお嬢(江夏)が現れ…、と言う話。

お嬢の車は黄色いトヨタ2000GT!
劇中、2000GTが、アルファロメオが、ダルマセリカが、サバンナRX3が、
公道で本気バトル&クラシュ!
日頃、東映製の、オンボロアメ車と「スポーティーカー」ですらない
大衆セダン達が、空き地でぶつかり合う映画(それはそれで凄く好きだが)
ばかり観ている目には信じられないような映像だし、
その後のスーパーカーブームの渦中に作られたどんな国産映画より
豪華で迫力満点。
公道レース場面は間違いなく無許可撮影!

劇中、主人公の日常に過去のレース(実際に主人公が出走している記録映像)が
割り込む趣向は『バニシング・ポイント』風だが、
ヨコワケハンサムなカーレーサー、
ジャジーなサントラ、マカオグランプリ(!!)、
70sマニア垂涎な内装のドライブイン、と
そのテイストは「アメリカンニューシネマ」と言うより
「クレイジーケンバンド」の世界!
まさにこんな感じ。

イイネ!(笑)

劇中、運転席で眠っているお嬢の、ラメが入ってツヤツヤしている唇の辺りを
じっと見つめる(変態か!笑)主人公。
恐らくは、出来ちゃった結婚であろう妻子
(妻は、『野良猫ロック』だった戸部夕子)がいるのに
どうしようもなくワキが甘い奴。
中川信夫版『地獄』の天知茂並み。
それに気づいてパッと目を開き
「お願い…、キスして!」と誘惑する(予告編のカウンター2分9秒ぐらいのカットね)
ツンデレ江夏夕子。
おのれは『地獄』の沼田曜一か!! (笑)
当然の様に主人公は拒否。
女のプライドを傷つけられた夕子の激情が、
バイオレントで突き放したような不幸へと導く。
なかなか凄い映画だ。
劇場で観てよかった。







テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

東宝 | 21:45:30 | トラックバック(0) | コメント(0)
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