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2008-11-06 Thu
![]() | ホット・ファズ~俺たちスーパーポリスメン!~ (2008/12/04) サイモン・ペッグニック・フロスト 商品詳細を見る |
署名運動により上映が決まったという
『ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!』を
ミニシアターにて鑑賞。
この映画は、言うまでもなくコメディーだ。
しかしコメディーのわりに、劇場では笑い声がほとんど聞こえず。
コヤがオサレなミニシアターだからか?
「俺は、分かってるぜ!」的なクスクス笑いがここのしきたりなのか?
いや、単純にこの映画の笑いのセンスがずれているからだと思う。
ちょっと、辛い感じの展開が続く。
ずっとこんなかな、と思ってたら、
途中から某カルト映画みたいな展開になり、映画の流れがシフトチェンジ。
そこから、主人公は「西部警察」の渡哲也、というより
鼠先輩風のグラサン・バイオレントモード。
往年のポリスアクション風の派手なドンパチが続く。
なかなか痛快なのだが、やがて長すぎてダレて来る。
この内容には90分が妥当だと思う。
主人公の突然の性格の変化も、いくらコメディーとはいえ
気が狂っただけみたいにも感じられるし。
この監督の前作『ショーン・オブ・ザ・デッド』も
世評は高かったが、個人的にはあまりツボに入らなかった。
素材はいいけど、料理の仕方が好みでない、というか。
往年の名作へのリスペクトは感じられるが、
それならいっそオリジナルを超えて欲しい。
オールド刑事物オマージュなら、スパイク・ジョーンズの
これで十分。
この監督の次回作に期待したい。
出演者の中では、ティモシー・ダルトンが胡散臭くて良かった。
もう二度とジェームス・ボンドにはなれなそうだったが。