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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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山口組三代目


前回の『新幹線大爆破』と同日に、池袋文芸坐にて鑑賞。

この映画・・・・・、凄いですよ。
日本最大の暴力団組織「山口組」を堂々、タイトルに冠した作品。
チケットさえ買ってくれれば、政党だろうが宗教団体だろうが
特殊な団体だろうが、どことでもタイアップして
その団体の長の偉人伝を作る天下の東映が、ついにやった、
もとい「やっちまったなあ!」な1本。
封切り当時、コワモテの男達が劇場に詰め掛けたであろう事は
容易に想像が付く。
監督は、仁侠映画のエース・山下耕作。
主演は世界のケン・タカクラですよ!
いろいろ奇跡を感じさせる一本だ。

ストーリーは、山口組三代目・田岡一雄が、
子供時代に親が死んで親戚に引き取られて苦労しながらも、
やがて入ったヤクザ社会で出世していく様が綴られる。
しかしどうにも違和感を感じるのが、映画のタッチが仁侠映画風というか
「いつみても波乱万丈」調の「美談」に仕上がっているところ。
健さん扮する田岡一雄は「バカ」が付くほど一本気で義理に篤いわ、
仲間の田中邦衛達とのやりとりは漫才みたいだわで、
まんま『網走番外地』の主人公みたい。
しかし、ひとたびキレると何するかわからない男で、
柔道家とケンカしてバラ手で目潰ししたり、
相撲取りと揉めていきなりドスで斬りつけたりの
バーリトゥードファイターぶりを発揮。
コミカルタッチに突然、残酷シーンが割り込むので
よけい現実的な「恐怖」を感じさせる。

親分(丹波哲郎)への「義理」を重んじるあまり、
それまで一緒にバカをやってきた兄弟分の菅原文太(『まむしの兄弟』のマンマ!)を
斬り殺すラストに至っては「本当にこれでいいの?」という疑問が浮かんだ。
まあ、田岡一雄本人の手記が原作でクレジットされてるし、
「目潰し」や「殺人」エピソードも実話らしい(怖ぇーよ!!)から
これでいいんでしょうがね。
なんというか、どうにも腑に落ちない映画だった。



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テーマ:俳優・女優 - ジャンル:映画

東映プログラムピクチャー | 23:09:51 | トラックバック(0) | コメント(0)
新幹線大爆破


池袋文芸坐にて鑑賞。
『横尾忠則 編「憂魂、高倉健」刊行記念 孤高のスタア 高倉健』
という特集の一本だった。
館内は、うちの父親ぐらいの世代のお父さん方で一杯。
この世代には健さんは今でもヒーローなのだな、と納得。
映画の合間には、前の椅子の背もたれに足を置いた、置かないの
ケンカまで行われていた。
「高倉健」は血中のアドレナリンを上昇させるらしい。


この映画は我らが大東映が、世界的なパニックブーム、オールスター超大作ブームの
流れに乗って製作した1本。
監督は『君よ憤怒の河を渉れ』、『野性の証明』の健さん主演大作から
なぜかスプラッタホラーの極北『実録私設銀座警察』や
果ては『北京原人who are you?』まで作る
オールラウンドプレイヤー・佐藤純弥。

ストーリーは『スピード』の元ネタ、とだけ書けば後はいいよね?

予告篇をみれば分かる、出るわ出るわ、オールスターの顔ぶれ。
しかし大抵のスターは1シーンの顔見せ程度。
電話交換手役の志穂美悦子や、
航空会社のカウンター係の多岐川裕美など、
気を付けていないと見逃してしまうサブリミナル出演状態。
2時間半の大半は、新幹線内での微妙にテレビの2時間ドラマチックな
顔ぶれの人々によるパニックぶりと、
新幹線管制室で大映ドラマまんまに苦悩する宇津井健と、
健さん以下、犯人グループとの駆け引きが描かれる。

新幹線の運転室には我らがソニーチバと、
キケロのジョー・小林稔侍。
そんな新幹線、絶対乗りたくないぞ!
運転席に座った演技で得意のアクションを封じられた
アクションバカ・チバは、ピクピク動く眉毛と
ダラダラ流れる汗で精一杯のアクション。
力みすぎで笑えてくる。
しかしイギリスで発売されたDVDは、「ソニーチバコレクション」
というボックスに収録されている。
世界のケン・タカクラを超えたソニーチバの抜群のネームバリューに脱帽。

出演者も多く、おまけに2時間半の大作だけあって、
途中いろいろとツッコミどころもあるこの映画だが、
犯人グループの山本圭が撃たれてから
なんだか目頭が熱くなってきて、死んだあたりでは、
いつの間にか鼻水が出るほど泣いていた。
これには我ながらビックリした。
山本圭に思い入れすぎてしまったらしい。
何度も観た映画なのに、スクリーンで観ると違うね。

その後、健さんが、死んだ仲間を想う場面で、
計画が成功したら何がしたい、と聞かれた生前の山本圭が
「革命の成功した国へ行ってみたい。
もう一度、人間への信頼を取り戻したいんだ」
と屈託なく語る場面でさらにダメ押し。
「地上の楽園」などどこにも存在しない、
という事実を誰もが知っている21世紀の今となっては、
仮に山本圭が死なないで計画が成功していたとしても、
「人間への信頼」なんか取り戻せなかっただろう、
というのは容易に想像が付く。切な過ぎる!
思わず「ウッ!」と声まで出そうになって慌てたが、直後、
同じ質問を受けた健さんが、
「・・・・うーん・・・・、ブラジルにでも行くかな」
とワンテンポずれた答えを出した頃には、
山本圭以下、全員がその場から居なくなっていて、
いつの間にか独り言になっている、
という珍場面で笑って事なきを得た。

その後の展開は、新幹線の爆発回避、
真一・治郎のチバ兄弟によるガッツポーズ、
男・高倉健の羽田での死、とドラマチックだが、
山本圭の死でガックリきてしまって
いつの間にか熟睡。
気が付けば「特別出演 丹波哲郎」と
画面一杯にテロップが出ていた…。





テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

東映プログラムピクチャー | 10:33:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
ヘアピン・サーカス


東宝ニューアクションの雄・西村潔監督による作品。
割とレア度が高い映画だと思うが、
最近、DVD化されたり、サントラが出たりして 再評価されてるらしい。
今回たまたま吉祥寺バウスシアター「爆音映画祭」での上映と
上京のタイミングが合ったので、劇場へ。
レビューに和製『バニシング・ポイント』なんて書かれた日にゃ、
観なけりゃならない宿命でしょう、これは。

冒頭、首都高で前を走る車と車間距離を詰めては、
右へ左へ車線変更して次々と追い抜いていく主観撮影に
度肝を抜かれる。これは、撮影用の仕込ではなくて
明らかにゲリラ撮影だ!物凄い迫力。
車のエグゾーストノイズも爆音上映に効果的で気持ちがいい。

主演の人は俳優でなく、本物のレーサーらしい。
なかなか大胆な起用ですね。
ヒロインに江夏夕子。
江夏夕子と言えば、目黒祐樹夫人で、
昔のテレビ時代劇のゲストでよく見る幸薄(殺される事も多い)娘、
という印象しかなかった。

何故、この2人で映画を?という疑問は本編を見たらすぐ理解できた。
街道レース場面の多いこの映画には、実際に高度な運転テクニックを
持った役者が不可欠だ。
主役の人は当然の事ながら、江夏夕子はA級ライセンスを持っているらしいし。

主人公は元レーサーだが、一人の女(なぜか笠井紀美子!)

をめぐる三角関係でライバルを事故死させたトラウマで
今では自動車教習の個人指導をしている男。
そこへ、一年前に指導したスピード狂でワガママな
金持ちお嬢(江夏)が現れ…、と言う話。

お嬢の車は黄色いトヨタ2000GT!
劇中、2000GTが、アルファロメオが、ダルマセリカが、サバンナRX3が、
公道で本気バトル&クラシュ!
日頃、東映製の、オンボロアメ車と「スポーティーカー」ですらない
大衆セダン達が、空き地でぶつかり合う映画(それはそれで凄く好きだが)
ばかり観ている目には信じられないような映像だし、
その後のスーパーカーブームの渦中に作られたどんな国産映画より
豪華で迫力満点。
公道レース場面は間違いなく無許可撮影!

劇中、主人公の日常に過去のレース(実際に主人公が出走している記録映像)が
割り込む趣向は『バニシング・ポイント』風だが、
ヨコワケハンサムなカーレーサー、
ジャジーなサントラ、マカオグランプリ(!!)、
70sマニア垂涎な内装のドライブイン、と
そのテイストは「アメリカンニューシネマ」と言うより
「クレイジーケンバンド」の世界!
まさにこんな感じ。

イイネ!(笑)

劇中、運転席で眠っているお嬢の、ラメが入ってツヤツヤしている唇の辺りを
じっと見つめる(変態か!笑)主人公。
恐らくは、出来ちゃった結婚であろう妻子
(妻は、『野良猫ロック』だった戸部夕子)がいるのに
どうしようもなくワキが甘い奴。
中川信夫版『地獄』の天知茂並み。
それに気づいてパッと目を開き
「お願い…、キスして!」と誘惑する(予告編のカウンター2分9秒ぐらいのカットね)
ツンデレ江夏夕子。
おのれは『地獄』の沼田曜一か!! (笑)
当然の様に主人公は拒否。
女のプライドを傷つけられた夕子の激情が、
バイオレントで突き放したような不幸へと導く。
なかなか凄い映画だ。
劇場で観てよかった。







テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

東宝 | 21:45:30 | トラックバック(0) | コメント(0)

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