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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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無宿人御子神の丈吉・牙は引き裂いた
丈吉

北米版DVD『無宿人 御子神の丈吉』三部作の
1作目『同・牙は引き裂いた』を鑑賞。

製作は72年。
テレビ「市川崑劇場・木枯し紋次郎」の成功を見た
市川崑の古巣・東宝が
同じく笹沢佐保原作を大映の池広一夫を招聘して東京映画に作らせたもの。
池広監督は「紋次郎」も何本か撮っている。何でも撮るね。
主人公・丈吉に原田芳雄。いつもの(70年代の)芳雄さんだ。

元・渡世人だったが、足を洗って細工師として暮らす丈吉。
貧しいながらも妻子と幸せに暮らしていたが、仕事で遠くの街に
行く途中、かつて妻を巡って争った悪徳やくざ達に捕まってしまう。
落とし前として指2本落とされ、ようやく我が家へ帰ってみれば、
妻子は惨殺されていた。
黒幕は名高い国定忠治だと知った彼の復讐の旅が始まった。

その後、温泉宿を舞台に紋次郎ライクな展開が続くが、
そこで知り合った腕っ節の強い渡世人(峰岸徹)が実は
国定忠治だと知った丈吉。
悪人達の企みで刀を持たない丸腰で包囲され、
更に今までの展開は野呂圭介もビックリの壮大な「ドッキリ」であった事を
知らされ(そんなバカな!笑)、危機一髪。
しかし丈吉は秘技「猫ちゃんのツメ」で逆転。
そこへ前後のストーリーも破壊して都合よく現れる助っ人。
黒い三度笠に黒い合羽、おまけに黒いアイパッチ、
「超合金魂木枯し紋次郎・限定ブラックバージョン」みたいな中村敦夫だ。
2人の活躍で死屍累々、しかし忠治は逃げた。
幸薄ヒロイン松尾佳代の事はすっかり忘れ、
丈吉・ザ・リベンジャーの旅は続く。

愚直なぐらい「マンマ」な紋次郎のエピゴーネン。
丈吉が引きの画で杉の木をバックに山道をズンズン歩くところとかソックリ。
ラストに流れるイメージソングも「♪ど~こかで~ だ~れかが~」に
聴こえるし。
もちろん、つまらない訳ではない。
時代を反映して、血しぶき舞い散るマカロニウェスタン風。
殺された妻(子も)の復讐、主人公が負う肉体のハンディキャップ、と
モロに『ジャンゴ』。
アウトロー時代劇ファンなら必見だ。
同じ東京映画の『修羅雪姫』とも雰囲気が似てるなあ、と思ったが、
プロデューサーが同じで、スタッフ、キャストの一部も重複している。
国内盤未リリースなのは残念だ。

本編中、一番、印象的だったのは、
「丈吉のメインテーマ」みたいな曲が
「緊急指令10-4・10-10」のBGMと
同じメロディーでアレンジも同じだった事。
音楽は両方、渡辺岳夫さんだしね。偉大なるマンネリズムに乾杯だ!
そういえばこないだ見た『実録・私設銀座警察』の巻末の
『実録安藤組・襲撃篇』の予告のBGMは「シルバー仮面」の
流用でビックリしたっけ(音楽は両方、日暮雅信)。
まあ、どうせそんなの気になるのは俺ぐらいか…。



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東宝 | 18:09:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
軍旗はためく下に
軍旗

またまた映像文化ライブラリーにて。
今回の上映は丹波哲郎追悼なんだそう。
しかし劇中でも既に丹波は死んでおり、
ニューギニア戦線で亡くなった丹波の死の真相を、
戦後、未亡人である左幸子が生き残りの戦友を訪ね歩いて
明らかにしていく、という構成。

『ゆきゆきて神軍』との類似性でも語られる本作。
想像通りの重いテーマを扱っているが、
決して重苦しいだけではなく、一時間半以上の尺を
飽きさせず見せきるのはさすが監督・深作欣二。
ラッキー7のコントまでが織り込まれ、それが
ちゃんとストーリーに関わっている。
娯楽性とテーマが巧みに同居している、と言うべきか。
コントの後、白塗りの顔で証言する関武志の
なんともいえないハードボイルドさにKO。

奇麗事では終わらせない実録の深作、
丹波と左、藤田弓子と小林稔侍の夜の生活までフォロー。
丹波の部隊の髭面の夏八木勲は南方戦線が似合いすぎだ。
子供の頃、見たNHKの「鳩子の海」を思い出した。
二谷昇の『地獄の謝肉祭』は強烈。

いつもはざわざわ騒がしい劇場内も、
今日は水を打ったように静かだった。
客の大半を占める戦争経験者には結構、キツかった事だろう。
『仁義なき戦い・エピソード1』だと言っても
良い様な実録戦争映画だった。





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東宝 | 17:21:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
仇討
仇討

広島映像文化ライブラリーにて、東映の時代劇『仇討』を鑑賞。
製作は1964年。
監督は社会派の巨匠・今井正。脚本は『幻の湖』でもおなじみ橋本忍。
主演は我らが中村錦之助様。

モノクロ・ワイドスクリーンの本作は、
些細な諍いから決闘となり、自分より身分の高い
神山繁を斬った錦之助が、仇討ちに来た次弟・丹波哲郎も
斬り、やがては末弟と御前での仇討ち合戦に至る悲劇。

武家社会のメンツを保つ為、翻弄される錦之助。
重苦しい心理描写が続き、台詞もやたらと多いので、
睡魔が襲ってきたが、途中に入る丹波との決闘の迫力で目が覚めた。
テレビ時代劇の、様式化された踊りのような殺陣とは違い、
刀の重さを感じさせる重量級の立ち回り。
錦之助も丹波もさすがに上手い。

ラストの御前での仇討ちの緊迫感も凄い。
なんと言っても、ほとんど狂人と化した錦之助の顔の迫力に圧倒される。
「美男スター」のレッテルをかなぐり捨てた凄い演技。
後ろに座っていたおばさんが感情移入しすぎたのか、
錦之助が槍で突かれた瞬間に「イタッ!」と
叫んだのには笑わかされた。

無残な死を遂げた錦之助。主役不在となったドラマは
『ワイルドバンチ』よろしく、錦之助の許婚・三田佳子の父親・信欽三が締めた。

一つ、気になったのは、冒頭のクレジットに「石立鉄男」
名前があったのに、とうとう最後まで確認できなかった事だ。
「どこに出てたんだろう?」と調べてみてビックリ。
線が細くて弱々しい美少年の末弟が石立鉄男だったのだ。
人に歴史あり。まるで昆虫の「完全変態」を見た思いだ。





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東映プログラムピクチャー | 17:55:53 | トラックバック(0) | コメント(1)

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