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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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河内のオッサンの唄
拓ボン&純子

'76年東映東京。監督は「狼やくざ 葬いは俺が出す」の斉藤武市。
バクチに目がない河内松原の白タク運転手・川谷拓三は同じくピラニア軍団・室田日出男とライバル関係。今日も闘鶏で勝負。敗れた拓ボンは頭に血が上って乱闘をはじめる。そこにタイトルとテーマソング「河内のオッサンの唄」。
河原をミニバイクで走っていた花火工場の工員・夏純子は町田政則(またかよ!)率いる祭の法被を着たチンピラ達に輪姦されそうになる。そこへ助けに入る拓ボンだが、ガメつい純子は助ける時に使った花火の代金を拓ボンに請求。意気消沈の拓ボン。
拓ボンの隣近所は地域の繋がりが濃厚な土地。今日もタコ焼き屋の榎木兵衛・花柳幻舟夫妻が夫婦喧嘩の真っ最中。そこへ大酒のみの六升のオバハン・ミヤコ蝶々がケガをして担ぎ込まれてくる。お礼参りだと隣町の土建屋に殴りこむ河内松原の人々。当然全員逮捕。しかし警察署から解放される男達を女達は花火を鳴らして歓迎。そのままみんなで飲み会。
そこへ蝶々の娘・奈美悦子が東京から帰ってくる。歓迎する街の人々。しかし悦子の表情は何故か暗かった。
朝からサイコロバクチでツキまくりの拓ボン。賭場で海苔巻きを売っていた純子は拓ボンにサシでの勝負を挑む。「足りない分はウチの体や!」と宣言する純子。バクチの結果は拓ボンの勝ち。しかし意外にも照れ屋の拓ボンは金も純子もほっぽって家に帰る。一人で枕を抱えている拓ボンのところへ押しかける白無垢の純子と街の人々。『バクチのカタはちゃんとつけるのが河内モンの仁義』と二人の結婚式を始める。夜を徹しての宴会に家を占拠された二人は外の田んぼで初夜を過ごす。
眠っている拓ボンの車にぶつかってくるダンプカー。運転していたのは東京から来た若者・岩城滉一。突然、拓ボンに「舎弟にしてくれ」とまとわりつく滉一。最初は逃げ回っていた拓ボンだがあっさり家に連れ帰る。
新婚の拓ボンの夜の営みの声にたまりかね股間を押さえて外へ飛び出す滉一。はずみで風呂屋の娘・梅子の初体験のお相手。風呂屋のオヤジは怒り狂うがあっという間に「娘をよろしく」と和解。性にオープンな気風のようである。
拓ボンは懲りもせず室田と闘鶏勝負。負けた拓ボンは室田にバクチのカタに純子を連れて行かれる。憔悴する拓ボンだがそこへ帰ってくる純子。室田とのバクチで勝って無傷で帰ってきたのだ。ホッとした拓ボンは室田と飲み明かす。
梅子と大阪のディスコへ遊びに行った滉一は今井健二率いる東映東京ヤクザ軍団に脅される。組員だった滉一は組長の女・奈美悦子を連れてヘロインを持ち逃げして追われていたのだ。梅子の機転でその場は逃れるが、ヤクザたちは河内松原の街へやって来た。ヤクザの車の前に立ちふさがった蝶々は撥ね殺される。遺言どおり河原で野焼きされる蝶々。
「ガルシアの首」よろしく一人新幹線で東京のヤクザに殴りこみの拓ボン。しかしこの映画は「カオルちゃん最強伝説」ではない。あっという間に袋叩き&つまみ出される。再び組を訪れた拓ボンは金庫のカギを呑み込んで「ヘロインはこの金庫に入っている」とウソをつく。組に監禁された拓ボンは無理やりの食事&イチジク浣腸責め。しかし隙を見て悦子・滉一・梅子と逃げる。
刺青シャツを着て殴りこみの拓ボンに「関東の連れション」と同行する滉一。ダンプでやって来た室田も加わって三人で殴りこみ。ヘロインの取り引き現場を急襲し、金とヘロインを奪って空にばら撒く。騒ぎに駆けつけた警官隊に逮捕される一同。パトカーに乗せられ「ワイらなんで手錠かけられとるんか?」と聞く拓ボンに「重要参考人やさけの」と答える室田。笑いあう三人で「終」。
当時のヒットソング・ミス花子の同名曲をモチーフにした映画。舞台は河内だが製作したのは東京撮影所。しかし意外にも違和感が少ない。主役の拓ボンはじめミヤコ蝶々、花柳幻舟ら関西ネイティブの出演者達が河内の猥雑な下世話グルーヴ感を醸し出しているからだろう。拓ボン主演だけあってピラニア軍団たちが次々にワンポイントリリーフ出演。粉まみれになる成瀬正がおかしい。この時期の岩城滉一はホントに反町隆史そっくり。顔かたちだけでなく、滑舌の悪いところまで。演技もまだたどたどしいが、逆にそれが東京から流れてきて居場所がない若者にピッタリハマっている。ストーリーは最初は少し乱闘シーンが多めの松竹人情喜劇のような展開だが、蝶々が殺されたあたりから「不良番長」や「まむしの兄弟」のような東映任侠モノの変形にシフトチェンジ。だからと言って梅辰や文太のような超人ではない拓ボンは殴りこんでもすぐに袋叩きにされる。主役になっても見せ場は「仁義なき戦い」や東映ポルノで全面展開していたメチャクチャに責められる場面。口の中に無理やり食べ物を詰め込まれるシーンなどは笑える。しかし縛られた上、今井健二に浣腸されるSMポルノみたいなシーンはやりすぎでは?(笑)バイタリティー溢れる佳作。




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東映プログラムピクチャー | 22:03:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
ジーンズ・ブルース 明日なき無頼派
ジーンズは?

'74年東映京都。監督は「893愚連隊」の中島貞夫。
不実な夫・菅貫太郎と乱交バーを経営する梶芽衣子。「野良猫ロック」から幾星霜、すっかり疲れきった梶さんはある日、そんな生活がつくづくイヤになり車で家出。
同じ頃、内田良平・室田日出男・川谷拓三の『ピラニア軍団プラス1』の殺し屋トリオの殺しの手伝いをしていた渡瀬恒彦は殺しの報酬500万円を持ち逃げし、車で逃走。
路上で接触事故をした二人は何故か意気投合。因業な中古車屋・山本麟一から曰く付きの車を買い逃避行の旅に。当然追って来る殺し屋達。しかし凶悪なルックスの割には間の抜けたトリオ+内田の情婦(女ピラニア・橘麻紀)はいつまで経っても二人に追いつけない。
好色なカモ撃ち・曽根晴美から散弾銃を奪った二人は日の丸を的に射撃練習。その勢いでガソリンスタンドや田舎の賭場をタタく。
賭場で手に入れた一千万円を持って渡瀬の故郷にやって来る二人。渡瀬の目的は勤めている農協の金を使い込んだという妹(先ごろワイドショーで復活した堀越陽子)に金を渡す事。しかし妹の使い込みは真っ赤なウソ。ダメなヒモに貢ぐためだった。
渡瀬に先回りして家にやって来たトリオは妹を脅迫、渡瀬を近くの小屋におびき出す。妹を人質にされ、オマケに拓ボンに刺されて絶体絶命の渡瀬。しかし梶さんが散弾銃で拓ボン&情婦を射殺。態勢を立て直そうとした内田&室田はかけつけた警官隊にあっけなくお縄にされる。
山小屋で『殺してくれ!』と哀願する渡瀬を射殺した梶さんは現金に火をつけ、散弾銃で警官隊とわたりあう。プロの狙撃手を次々血祭りに上げる梶さん。しかし最後には額を撃ち抜かれ絶命。大金と共に炎上する山小屋。
「女囚さそり」で一世を風靡した梶さんと我らが狂犬渡瀬との共演作。そもそもの企画の発端は「俺たちに明日はない」みたいな映画がやりたいという梶さんの意向から、という話が中島監督のインタビューに載っていたが、言われなくても分かる直球のアメリカンニューシネマオマージュ。ダメ男と強い女、ラストは主人公の死と炎上、とニューシネマの定石を押さえてはいるが、大陸的な乾いた感じはなく、山陰の曇天のような湿った画面&ストーリー。'74年という年代も微妙に時期を逸しているし。中島監督らしく脇役は充実。言語障害の拓ボンを通訳する室田、殺しのターゲット・北村英三の相変わらずの情けない殺されぶり、中古車屋のオヤジ・ヤマリンさんの爆発ヘアー、とか笑えるシーンも多数。しかしそんな監督の持ち味は梶さんのクールビューティーとは相容れないようで折角のギャグも不発。そして最大の問題点は主人公たる梶さんがカラッとしていて女々しいところが全くないため、この主人公のイメージと合っていないところだろう。渡瀬と共に笑ったり愛し合ったり、と言う女性らしい場面は妙によそよそしく感じてしまう。乱交バーでの冷め切った表情や銃を構えたクールなカッコよさは絶品なのだが。逃亡途中で着替えるブラックレザー姿も最高!ファッションと言えば気になったのは梶さん、渡瀬共に何故かジーンズをはいているシーンが皆無だと言う事。元々、梶さんの持ち歌「ジーンスぶるうす」が先にあっての企画らしいんだが、これではタイトルの意味がありません。



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東映プログラムピクチャー | 21:40:20 | トラックバック(0) | コメント(2)
十七人の忍者
里見浩太郎、若い!

広島映像文化ライブラリーにて鑑賞。
'63年東映京都製作・長谷川安人監督。モノクロ・ワイドスクリーン。
将軍家の世継ぎ争いを巡る謀反の影が。老中は伊賀忍者・甚伍左(大友柳太朗)に、謀反の連判状を手に入れよと命ずる。甚伍佐は配下の忍者十六人を江戸城に潜入させる。しかし、そこには隠密対策に金で雇われた根来忍者の才賀(近衛十四郎)が待ち構えていた。
タイトルからすると主人公となる忍者は十七人。顔と名前を覚えきれるだろうかという不安も束の間。あっという間に八人が殺され、甚伍左も江戸城に囚われの身となる。そこからは若い美形忍者・半四郎(里見浩太郎)をリーダーとする八人の地味だがリアルな江戸城攻略戦。やがて八人の仲間は次々に才賀に倒され、甚伍佐の妹で半四郎の恋人・こずえ(必殺シリーズでおなじみ三島ゆり子。若い!)も囚われの身となり、残るは半四郎と先輩忍者・文蔵(東千代之介)だけになる。厳重な警備に身動きが取れない二人。しかし文蔵の文字通り身を捨てた活躍で半四郎は目指す鬼門櫓に攻め入る。一方、囚われの甚伍佐は拷問で足を潰されていたが、巧みな心理戦で才賀を逆上させる。暴れ出た才賀は半四郎とこずえによって倒される。甚伍佐は二人に幸せに暮らす事を言い残し、息果てる。謀反の計画は未然に防がれ、山には旅立つ若い二人の男女の姿があった。
東映集団時代劇の嚆矢となる一本。既に邦画の斜陽期に入っていたのだろう。それまでの東映風のスターにバッチリ照明が当たった極彩色の映像とは違うモノクロワイドスクリーンの陰影を多用したクールなタッチ。歴史の狭間に暗躍した忍者達をリアルに描き出している。主演は現・水戸黄門である里見浩太郎だが印象は薄い。実質的な主役は甚伍佐・大友柳太朗。豪放磊落な素浪人役が印象深い大友だが、このような冷たく理知的なリーダー役もバッチリ嵌っているのはさすが。敵役の近衛十四郎との駆け引きは見応え充分。近衛といえば素浪人花山大吉。焼津の半次・品川隆二は伊賀忍者役で出演している。すぐ殺される忍者役で汐路章、セリフの無い江戸城の射撃手の一人として川谷拓三も顔を見せている。徳川の治世となり時代遅れの存在になってしまった忍者達。敵側の才賀も只の悪役ではなく、身分の低さゆえ疎んじられ、苦悩する男として描かれている。単純な勧善懲悪時代劇とは一味違う味わい。傑作!



テーマ:邦画 - ジャンル:映画

東映プログラムピクチャー | 17:59:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
カービン・シャドー
バイクは正しく乗りましょう

ドラマ「ワイルド7」は同名コミックを国際放映にて実写化した30分のテレビシリーズ。国際放映は「ケンちゃん」シリーズなどで有名だが、元々は新東宝が名前を変えテレビ製作専門となったスタジオ。東宝のテレビ部門の下請け製作(「太陽にほえろ」とか)も行っていたが、ワイルド7は自社製作である。本作には当時既に一般映画製作を中断していた日活から長谷部安春と江崎実生が参加。特に長谷部監督はメイン監督として活躍。夜7時の子供番組とは思えないバイオレントな映像を作り続けている。今回は全25話の中でも私が最高傑作と信じる一本、長谷部監督の手による「カービン・シャドー」を紹介する。

ある夜、会社社長が暗殺される。その会社は悪の秘密結社・ブラックスパイダーへの協力を拒んだために見せしめに狙撃されたのだ。ワイルド7の隊長・草波(川津裕介)はその手口からアメリカの殺し屋・カービン・シャドーの犯行と断定。次のターゲットになる社長を護衛するためワイルド7と共に社長の静養先の群馬県・伊香保温泉に向かう。狙撃ポイントを確認に行った八百(ジーパン刑事射殺犯・手塚茂夫)は途中で寄ったクレー射撃場で見事なガン捌きを見せるストライプコートの男、郷英治(『エイ』は本当は金へんに英)と出会う。男がカービン・シャドーだと確信した八百はバイクで後を追い、一軒のバーへ。バーテンは日活ニューアクションでよく見かける脇役・沢美鶴。席に着くなりしなだれかかってくるホステスにも表情を変えないニヒルなシャドーに無言でダイス立てを挑む八百(快傑ズバット!)。見事に立つ八百のダイス。しかしシャドーのダイスは立ってる上に1のゾロ目。店を出ようとするシャドーにバーテンが伝票をかざして、
バーテン「お客さん、忘れもんで。しめて5万と7千円!これでも銀座あたりに比べりゃ安いもんでしょう!」
シャドー、表情も変えず
「…ツケといてくれ」
バーテン「ふざけちゃいけませんぜ!」
とアイスピックふりかざし、どこからか現れたチンピラたちと共に襲いかかる。八百も加わっての乱闘の末、全員叩きのめすシャドー。こういうシチュエーション、普通の子供番組ならこの店は実はブラックスパイダーの罠で、という設定がありそうなもんだが、この番組の場合、ホントに温泉場のぼったくりバー。夜の巷の血と暴力の匂いが漂ってくるようなアダルティーぶり!(笑)
シャドー攻略に頭が一杯の八百はホテルの温泉風呂に入っても気もそぞろ。そこへやってきた世界(マイケル中山)が洗い場に落ちていた石鹸に滑って転んだのを空中一回転して逃れた所を見た八百は対決の時、一回転して相手の的を外し、その隙に撃つ事を思いつく。さっそく和風ホテルの座敷で仲間と一回転の特訓を開始する八百。その姿はまるで修学旅行でハメを外す悪ガキ達だ(笑)
社長のゴルフに同行する八百。案の定現れるブラックスパイダーの刺客。雑魚を倒し、ボス・スネークを追跡する八百だが追い詰めた砂利山の稜線にはズラッと並んだスパイダーの構成員達が!合流した他のメンバーと共に敵を片付け、スネークを撃つ八百。瀕死のスネークは立ち去ろうとする八百に拳銃の狙いを定めるが、シャドーのカービンが火を吹いた。
シャドー「お前は俺が倒す!ナンバーワンは一人でいい」(『殺しの烙印』!)
ついに一対一の決闘。見守るワイルド7達。
火を吹く2つの銃。しかし八百の戦法が見事に決まり、フッと微笑みながらその場に倒れるシャドー。ワイルド7達はいつも通り死体も片付けず帰っていった。

長谷部監督は続く「スパイダーから来た女」では、虫の息のスパイダー構成員にワイルド7がマシンガンを叩き込み、痙攣させて大笑いするという凶悪な場面を撮っている。まさに日活ニューアクションが家族団らんの茶の間に牙を剥いた瞬間だ。PTAが選ぶワースト番組だったという話も納得。黒のストライプのコートにサングラスのカービンシャドーを演じた郷英治のカッコよさも特筆したい。単細胞で粗暴な男を演じ続けたような(直撃!地獄拳のトンチキさんとか)郷の生涯でもっともカッコいい役かもしれない。日活ニューアクションファン必見!



テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

TV | 15:12:52 | トラックバック(2) | コメント(0)
ナイト・オブ・ザ・コメット
パッケージ


近くの中古店にて100円で買ったVHSソフト。監督トム・エバーハート、'84アメリカ作品。
パッケージを開けるとまず目に入ったのが金のラベル。懐かしのにっかつビデオフィルムズのビデオソフトだ。当時「死体と遊ぶな子供たち」とか観たな。中川信夫の「地獄」とかも同じ金ラベルだったような。
その昔、愛読してた「宇宙船」でよく未公開映画の拾い物として紹介されており気になっていたが今回20年ぶりの対面である。以前、予告篇は見ていたが、シンディローパーが流れる小粋な青春ホラーアクションという印象だった。
流星雨が降り注いだ翌日、人類の大部分は灰になり、残った人間もゾンビ化する。主人公の姉妹はそれぞれ車庫などにいて流星を見ておらず、人間のいなくなった街でサバイバルの日々がはじまる。うるさい継母や学校生活から解放されてのびのび暮らす二人。生存者を求めて放送が続くラジオ局へ。しかしそこには自動放送の施設があるだけだった。やがてそこへやってきたトラッカーの青年と合流、それなりに楽しく暮らしていたのだが、地下で研究を続ける軍の研究施設の人間達に捕まり、ゾンビ化を防ぐ血清を作る材料にされそうになる。間一髪逃れた姉妹は同じように連れてこられた男女の子供達と共に家庭を作る。夫婦気取りの青年と姉に面白くない妹だが、やってきたオープンカーに乗った若者と一緒にドライブへ出かける。
人類滅亡の危機にも悩む事の無い子供達の映画。頭の打ちどころが悪かった「ゾンビ」という趣である。しかしそれにしては意外なほどゾンビの登場シーンが少ない。一応、肉を食べてる描写などもあるんだが。ゾンビはあくまでも舞台背景の一つに過ぎない。この映画の真の敵は施設の研究者達、暗くて身勝手な大人たちだ。
最初に立て篭もるラジオ局のバブル期のディスコみたいな悪趣味インテリア。デパートを占拠するデカいサングラスかけて'80sニューウェーブバンドみたいな服来た不良達。流れる曲は通販の「'80sゴールデンヒッツ」みたいな選曲…。内容の能天気さも含めてどこを切っても濃厚な'80sフレーバーが感じられる。当時の自分は正直こういう映画キライだったと思うが、今見るとほのかにノスタルジックでイイ感じだ。能天気なハッピーエンドと意味の無いサプライズエンディングもいい。個人的には先年の「ショーンオブザデッド」より楽しめた。
主人公(姉)

*なぜか藤岡弘、の「SFソードキル」などと抱き合わせでDVD化
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SF/ホラー | 22:27:02 | トラックバック(0) | コメント(2)
砂漠の冒険
私が通っていた小学校では年度末に「予餞会」というイベントがあり、体育館に全校生徒が集まって映画を観たものだ。今となっては何を観たのかほとんど覚えてないのだが、2本だけ脳裏に焼きついてるのが「ガラスのうさぎ」と表題の映画。
「ガラスのうさぎ」の方は東京大空襲の話なんだが、私が覚えているのは主人公の女の子(中学校一年生位)の入浴シーンがあった事だけ。単なるエロガキです。
姉妹で入浴してたような…
「砂漠の冒険」の方は確か小学二年生の頃に観た洋画。恐らく吹替えだったことだろう。
お金持ちの坊ちゃんがおじさんとセスナで移動中、故障して不時着。おじさんは死に、愛犬(ちっちゃいプードルかなんか)と共に砂漠をさ迷う、というもの。
なんでそんなの覚えてるかというと、子供心にものすごいトラウマを与えられたからだ。灼熱の砂漠での喉の渇きや空腹が子供心にものすごくダイレクトに伝わってきて息苦しささえ覚えたものだ。今にして思えば、長時間体育館を締め切っての鑑賞で酸欠状態だったのかもしれない。
岩をよじ登ってハゲタカの巣から卵を取ったり、アリ塚のアリを食べたりのサバイバルライフの描写がえんえんと続く。やがて少年は毒蛇に噛まれ、死の淵をさ迷うが、現地人に介抱され一命を取り留める。しかし、現地人に振舞われた肉を愛犬の肉と勘違いした少年が石を投げて暴れ、「石を投げる奴は悪魔だ」と追放される。
ラスト、アリ地獄みたいなのに落ちた少年は、間一髪探しに来た父親に助けられる、というオチだったような記憶がある。
検索してみたら監督は「ブッシュマン」、「ビュ-ティフルピープル」などのジャミーユイスで1970年製作の南アフリカの映画(「イギリス」と表記されるページもあり)。主人公の少年は監督の息子なんだとか。
この映画、ネット上では「学校で観た」と書いてる人も多いし、全国で学校向けにセールスされてたんだろうか?啓蒙映画?日本では劇場公開したんだろうか?誰か情報お持ちの方、コメント欄に一筆書いていただけると幸いです。



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映画 | 11:25:57 | トラックバック(0) | コメント(4)
妖刀物語 花の吉原百人斬り
広島映像文化ライブラリーにて鑑賞。
題名から、ディックミネや安藤昇などを想像した人、違います。それは「千人斬り」(笑)。
'60年東映京都製作。監督・内田吐夢、主演・片岡千恵蔵の時代劇。カラー・ワイドスクリーン。
顔に大きなあざのある捨て子の赤ん坊が生糸問屋の大店の主人に成長。その顔ゆえ、結婚できないでいたが、見合いを断られた帰りに問屋の旦那方に吉原に連れて行かれる。
真面目で純粋な男は強欲な遊郭の人間達に目を付けられ、夜鷹上がりの女をあてがわれ、理由を付けては金をせびられる。女の愛を信じた男は貢ぎ続け、やがては商売が傾いてしまうほどに。金の切れ目が縁の切れ目と見捨てられ、挙げ句に「化け物」とまでさげすまれる男。じっと耐えていた男もついには逆上、生みの親が託していた徳川に仇なす妖刀を手に斬りまくる、と言う話。
ファーストシーンから濃厚な東映京都カラーの画面。石井輝男の異常性愛シリーズなどと地続きであることが良く分かる。遊郭のセットの前には水田まで作ってある。すごい美術だ。
話の内容も「遊郭の色と欲にまみれた人間模様に翻弄される 田舎の金持ち」というバッドテイストに溢れたもの。マゾヒスティックに耐えに耐えていたのが最後に爆発、「ガルシアの首」ばりに花魁道中に斬り込む主人公を捉えた縦横無尽に動き回るクレーン撮影のダイナミックな事!ここは石井輝男の忘八武士道そっくり。
今までこの時代の東映時代劇というと、明朗な勧善懲悪物ばかり、という偏見を持っていたが不勉強だった。これからも機会があれば観るようにしたい。





テーマ:邦画 - ジャンル:映画

東映プログラムピクチャー | 11:09:00 | トラックバック(0) | コメント(0)

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