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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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蛇娘と白髪魔
主演は松井八知栄

レンタルビデオにて。
'68年大映製作。監督は昭和ガメラシリーズの湯浅憲明。
怪奇漫画の巨匠「楳図かずお」を原作者(タクシーの運転手役で出演するサービスシーンもあり)に冠したこの映画、タイトルから「へびおばさん」など一連の蛇女モノのような内容かと思いきや、『タマミちゃん』でおなじみ「赤んぼう少女」をベースに楳図漫画の他の作品の要素を加えて映画化したものだった。「吸血鬼ゴケミドロ」そっくりの不穏なテーマ曲(作曲は同じ菊池俊輔)に乗せ暗い白黒画面の本編スタート。
孤児院で育ったサユリは、突然現れた実の父に引き取られ家に帰ることに。家には交通事故で少し頭のおかしくなった母親と住み込みの家政婦がいた。有頂天になるサユリだが、父親の海外出張中、夜中に母親が奇妙な行動をしているのを目撃。それを問いただすと、屋根裏部屋には姉のタマミがいると言うのだ。その日から下の部屋で一緒に暮らすようになるタマミ。タマミは顔面にあざがある上、幼い頃に蛇に噛まれたショックで自分を蛇だと思い込んでいる娘。美しい小百合に対し陰湿な嫌がらせを繰り返す。耐えるサユリだがとうとう孤児院に逃げ帰り、自分の出生の秘密を知る。サユリとタマミは産院で取り違えられており、両親の実の娘はサユリだったのだ。秘密を知ったサユリに謎の白髪魔の魔の手が迫って…、と言う内容。
けなげな少女、サユリには気の毒だが、見ている間中、タマミに感情移入しっぱなしだった。醜い姿にコンプレックスを持ち、長い間、屋根裏部屋で一人で暮らして性格のねじれきったタマミは悲しすぎる。まるで「バットマンリターンズ」の怪人ペンギンだ。サユリに対する嫌がらせも思春期の少女特有のエキセントリックさ故だと思えばそれほどひどい事とも思えないし。
ラストは家政婦が化けていた白髪魔にそそのかされていたタマミがベランダから落とされようとするサユリを助けようとして白髪魔に突き落とされ絶命。タマミが頭にぶつかったショックで正気に戻った母と海外から帰ってきた父と三人で笑顔で墓参りをするサユリ、という取ってつけたようなハッピーエンド。サユリの心の中のイメージでにっこり微笑むタマミがラストシーン。誰からも愛されなかったタマミは死ぬ事でしか救われなかったと言う事か。なんだかやりきれない。
と、まあ鬱になる事請け合いのこの映画だが心に残る事は間違いない。しかしひとつ引っかかるのがサユリの憧れる孤児院で働くお兄さん役が平泉征(現・成)である事。頼もしい事は頼もしいんだけどそのルックスは既にチンピラヤクザにしか見えない。当時の大映には若いイケメン俳優がいなかったの?







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テーマ:ホラー - ジャンル:映画

大映 | 00:30:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
死ぬにはまだ早い
チャンネルNecoにて視聴。'69年東宝。監督は東宝アクション映画の、というよりテレビの刑事ドラマでおなじみ西村潔。監督昇進第一作らしい。
ストーリーは、元レーサー(高橋幸治)と人妻(緑魔子)が情事の後に立ち寄ったドライブインに拳銃を持った若い男(黒沢年男)が立て篭もって、と言うもの。
最初の十数分は高橋の運転する車の中の話だが、後はずっとドライブインのセットでの密室サスペンス。人間のエゴむき出しのドラマはなかなかスリリングだった。高橋と緑のカップルは二人とも体温低そうでお似合い。黒沢が思いつきで提案するバカな要求をクールに見つめる瞳がセクシー。黒沢は恋人が浮気したのに逆上して恋人を殺害、ドライブインで待ち合わせているはずの間男を殺しに来た若者。短気で頭悪そうな若者がものすごくハマっている。最近のバラエティで見せる頭のネジのずれたオヤジキャラももしかして演技?
一夜の話なので照明は終始真っ暗。テレビでは少々見にくかった。あと妙に静かな映画だな、と思ったら劇伴が全く使われておらず、音楽はカーステやジュークボックスから流れる当時の流行歌のみ。しかもご丁寧にフルコーラス流れる。その辺がビデオが出なかった理由なのかも。
個人的にはドライブインで最初に流れている曲がゴールデンカップスの「クールな恋」で感動。カップスファンの私は「この頃の曲だったのか!?」と一人興奮してしまった。



テーマ:TVで見た映画 - ジャンル:映画

東宝 | 19:20:26 | トラックバック(0) | コメント(0)
狼やくざ
「葬いは俺が出す」より

今回はソニーチバ主演「狼やくざ」シリーズ全二作を鑑賞。このシリーズはチバの「やくざ刑事」シリーズ終了後に始まったもの。体制側の「刑事」の後は反体制側の「やくざ」で、と言った発想なんだと思います。まずは一作目「殺しは俺がやる」。監督は「キイハンター」などチバとテレビで組む事が多かった鷹森立一。やくざの組長の息子、チバは沖縄に行っている間に敵対組織に父親を殺され、組を潰され復讐をする、という単純なストーリー。復讐物で主人公は黒ずくめのコスチュームと無精ヒゲ、そしてラスト前に両手を潰され、改造銃で戦う、と分かりやすすぎるほどに「続・荒野の用心棒」をパクった内容だが、見終わった後に爽快感のかけらも無いのは何でだろう。終始陰鬱な話だった。そんな内容を反省したのか二作目「葬いは俺が出す」は設定を一新。監督も日活「渡り鳥」シリーズの斉藤武市に交代。陽性な内容に生まれ変わっている。米兵と武器の売買をしていたチバは依頼主・深江章喜に裏切られて相棒を殺され、悪徳刑事・成田三樹夫に逮捕される。刑務所内でも暴れまわっていたチバは元ボクサー・藤竜也とダチになり、外へ出たら一緒にヤマを踏もうと約束。やがて沖縄返還恩赦で釈放された二人はチバをハメた大組織に挑む、と言う内容。チバを取り巻くはみ出し者グループは藤、内田良平、誠直也、堀田真三、渡瀬恒彦。そして後に仲間になるのが深江章喜と土山登士幸(ジャイアントロボの中身の人)となかなかいい顔ぶれ。この頃の藤竜也はコカコーラ飲むなんでもないしぐさすらサマになっている。さすが日活ニューアクションの看板俳優。堀田真三が敵ではなくて主人公グループ側の映画は珍しいのでは?やがて誠直也、藤竜也が敵の凶弾に斃れ、一致団結して殴りこみ、という展開は東映作品のお約束ですな。敵のアジトに潜入するため断崖絶壁で無謀なロープアクションを敢行するチバ、という見せ場の後、最後の戦い。激闘の末、ヤクザの幹部になっていた服部刑事に引導を渡してEND。そういえばチバの元情婦のクラブ歌手役で池玲子も出演しているが、男臭い内容ゆえ妙に存在感が薄い。それでもクラブのシーンでの歌唱力には耳を奪われるが(下手すぎて)。





テーマ:好きな俳優 - ジャンル:映画

ソニーチバ | 13:14:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
産業スパイ
洒落たオープニング

'68製作。我らが梅宮辰夫主演、珍しい東映京都撮影所作品。監督は東映集団抗争時代劇の創始者、というより私的には「必殺」シリーズ等のテレビ時代劇の名匠・工藤栄一。脚本も「必殺」シリーズをよく書いている野上龍雄。オープニング、八木正生のクールなジャズ(クラブのシーンでカルテットを率いて演奏も)にのせてサイケなデザインのスタッフ・キャストクレジット。正に'60sサイケ。「時代劇の東映京都」のイメージをはね返そうとする工藤監督の意気込みが伝わってくる。しかしあまりにもまんまな「産業スパイ」ってタイトルは何とかならなかったんだろうか?田宮二郎とかならともかく、黙っていたらゴロツキにしか見えない辰兄イ(失礼)とのギャップも壮絶だし。
冒頭、いきなり濃厚なベットシーン。相手は辰兄イを「お兄ちゃん」と呼ぶ女・大信田礼子http://akapen.blog44.fc2.com/blog-entry-3.html。凄腕の産業スパイ・辰兄イは仕事のためなら秘書課のオールドミスをコマしたり、クラブのダンサーである恋人・大信田を会社重役に近づけたり平気で出来る男。役柄は変わってもやってる事はこの当時の「夜の帝王」イメージの辰兄イのまんま。そんな辰兄イがゼネコンの重役である渡辺文雄にダム建設入札に利用され復讐する、と言う話。奇しくも「くいしん坊・バンザイ!」のレポーター同士の争い。さぞかし撮影後の飯は美食三昧だったことだろう、と、そんなことをボケーっと考えながら見ていたぐらいだから、映画の出来は推して知るべしでしょう。やっぱ辰兄イミスキャストですよ。工藤監督としても不本意だったのかも。しかし、映画の終盤、突然、当時の学生運動のフィルムが挿入される場面がある。ここが同じく工藤監督の「傷だらけの天使」最終回そっくりで興味深かった。これ、脚本にはない工藤監督オリジナルなんじゃなかろうか?「傷天」の方も脚本には無く、市川森一の不興を買ったという話もあるし。



テーマ:なかなか見れない作品 - ジャンル:映画

東映プログラムピクチャー | 10:46:56 | トラックバック(0) | コメント(0)

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