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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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カミカゼ野郎 真昼の決斗
ごんべすコレクション(東映作品については今後、特に書かない場合はすべて『ごんべすコレクション』だと思ってください)'66東映配給、にんじんプロ=国光影業作品。監督は説明不要の深作欣二監督。にんじんプロは小林正樹監督の「怪談」を製作した『にんじんくらぶ』が母体となった製作会社、国光影業は台湾の映画会社なんだそう。東映お得意のタイアップ作である。「仁義なき」以前の世界のフカサク&まだアイドル俳優だったというソニー、若かりし頃の合体作。とはいえ深作監督のデビュー作はソニー主演「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」であるから気心は知れていたんだろう。ストーリーは自称「カミカゼ野郎(あぶねえよ!)」のセスナのパイロット・チバが仕事の依頼を受け、台湾に飛ぶと何者かの罠にはまり、殺しの濡れ衣を着せられる、というもの。スキーをやったり飛行機にぶら下がったり、チバのアクションシーン満載。まるでインディジョーンズだ(時代的には007なのだろうが)。そしてどことなく石井輝男風サスペンスでもあり、ご丁寧にも露店が建ち並ぶ裏町を彷徨うチバ、というシーンもある。石井輝男といえば本家「ならず者」の主役・高倉健もゲスト出演。チバを助ける謎の男役。とはいえ石井監督作ほどどす黒い「闇」も「やりすぎギャグ」もなく、どことなく軽い作風。深作監督としてもまだまだ習作といった感じである。しかしこの映画も後の二人のキイハンターでのブレイク(深作監督はキイハンターの構成)に繋がっているはずだ。そう思えば興味深い。



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テーマ:好きな俳優 - ジャンル:映画

ソニーチバ | 19:35:01 | トラックバック(0) | コメント(0)
女番長 感化院脱走
ライフルを構えてるのは杉本美樹

ごんべすコレクションより。'73東映京都製作。
年末の「日本暗殺秘録」やHotwaxVol.4の特集に影響され、最近、自分内で中島貞夫監督レトロスペクティブ中。先日は傑作の誉れ高い「狂った野獣」を数年ぶりに鑑賞。狂騒的なノンストップバイオレンスコメディーを堪能した。続いて観たのは東映スケバンシリーズの一本から。このシリーズ、当初は鈴木則文監督が続けて登板していたが、さすがにマンネリになったためかはたまた同時期の「恐怖女子校」シリーズが忙しくなったためか中島監督にチェンジ。良くも悪くも(関西)女版「不良番長」シリーズだった従来のシリーズとは毛色が変わった映画に仕上がっている。
町中で警察に追われている杉本美樹、川の中で汐路章率いる警官隊に(川谷拓三の姿も笑)取り押さえられる。タイトルバックに流れる荒木一郎作曲のテーマ曲、ソウルフルで最高!渋谷系か?(笑)関西ローカルの下世話感いっぱいでコミカルな部分もあった鈴木作品とは一線を画したクールな空気感。エロかっこいい(笑)捕まった杉本は脱走した感化院に連れ戻される。そこは女子少年院以上に過酷な施設だった。前半はそこでの少女達の生活ぶりが描かれる。食事制限に我慢も限界の少女達の「メシ喰わせ!」の大合唱等、同監督の『暴動島根刑務所』そっくりのパンキッシュな描写がイカス。杉本は上半身裸のまま縛られて独房に入りというセクハラな仕打ちを受ける。メシは犬食いで気分は女囚さそり。学園長に金子信雄、鬼教官に今井健二と、「ピンキーバイオレンスコレクション」収録の「恐怖女子校 暴行リンチ教室」によく似たキャスティング&内容なのが興味深い。度を越した抑圧に我慢も限界の杉本ら5人は脱走を計画、火事騒ぎを起こして車で脱出。やがて車を捨て別々に逃げることに。ケチなサギをする者、枕荒らしする者、昔の男のところへ帰り、他の女と出くわし逆上して男を刺殺する者と、それぞれの逃走の日々が描かれる。杉本は早朝の駐車場で農協襲撃犯・渡瀬恒彦と出会い、一緒に逃走することに。渡瀬「お前の体売るか!?」、杉本「飢えとんのか!!」というやり取りが笑える。あっという間にいい仲になる二人。ワイルドな外観&ファッションの二人は正にお似合い。逃げ込んだ海の家になぜか合流してくる他のメンバー達。のんきな生活は長くは続かず、いつの間にか警察と教官達に包囲されていた。ライフルやダイナマイトで抵抗するもやがて捕まり、「何べんでも逃げたるワイ!」と不屈の闘志を燃やす杉本のストップモーションでEND。後半は従来の東映女番長物より日活「野良猫ロック」シリーズなどに近い仕上がり。もう少し製作時期が早かったらもうちょっと評価されていたかもしれない。中島作品にますます興味がわきました。







テーマ:俳優・女優 - ジャンル:映画

ピンキーバイオレンス | 22:40:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
SPIRIT
近所のシネコンにて鑑賞。
タイトル見て「ああ、最近よくある英単語タイトルのお上品なお芸術香港映画か…」とスルーする予定が原題「霍元甲」と知っていそいそと映画館へ。
霍元甲は実在した武道の達人で 精武門という道場を作った事で知られている。若くして病死しているが、日本人に毒殺されたのだという説も根強い。ブルース・リー「ドラゴン怒りの鉄拳」は原題「精武門」で、悪い日本人に殺された霍元甲の 弟子の復讐譚。
観に来てるのは自分みたいなジージャンズばっかりかな?なんて予想に反して客の大部分はカップル。祝日のレイトショー、映画の内容は何でもよかったのかな?それとも彼女がリー・リンチェイor中村獅童ファン?
思えばリンチェイの映画を映画館で見るのは初めて。「少林寺」で初めて彼を知った我々の世代は未だに「ジェット・リー」って名前が馴染まない。私は中学生の頃から「リンチェイって春風亭小朝に似てるな」と思っていたが、相変わらず庶民的だが愛想が有りそうで無い顔だ。
劇中の元甲は最初、武術は一流だが精神が未熟な男として 描かれている。実際のリンチェイも普段は無愛想でロクに挨拶もしないなんて話もあるのである意味ハマリ役だった(笑)
そんな元甲が己の未熟さゆえに何もかも失ってどん底に落ち、山奥の少数民族の人達に助けられ、人間として大事なものを見つける、という展開。
ヒロインである少数民族の盲目の女の子にちょっと萌え。NHKの朝ドラ「こころ」の主人公似でもあったが…。
最後は史実に基づいて天下一武道会(笑)。そこでやっと中村獅童登場。彼の演技は今回も正直微妙だったけど、頑張ってたのは認めたい。格闘シーンは吹替えミエミエだったけどしょうがないでしょう。リンチェイの三節棍に日本刀で互角に渡り合えるのは故・若山富三郎御大ぐらいでしょうから。中村獅童はなんたって尊敬する萬屋錦之介御大の甥。これからも自己研鑽に励んで頑張ってもらいたい。



注意!ここからネタバレあり

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テーマ:香港映画 - ジャンル:映画

香港映画 | 11:35:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
世界最強の格闘技 殺人空手
大塚剛氏

ごんべすコレクションより。
1976年製作。監督は「子連れ殺人拳」の山口和彦。
といっても劇映画ではなく、水曜スペシャル風ドキュメンタリー。
主演の大塚剛氏は「プロ空手」の創始者で、東映の空手映画に何本か出演している。
ルックスは山本麟一風の悪人面なんだが…。

「プロ空手」とは、精神性を排除して肉体を鍛錬し、勝つ事のみを追及した格闘技だという。
当時はテレビでレギュラー番組もあったらしいが未見。
今で言ったら「K-1」といったところか。

この映画は高校生の頃、日曜日の昼下がりのテレビで観て、
あまりのモンドぶりに唖然とした。
久しぶりの再見だがその衝撃はいささかも衰えていなかった。
ではその内容を紹介してみよう。

冒頭、かわいらしいマングースが蛇を食べてるシーンとシャモの闘鶏が映し出される。
自然界の弱肉強食が表されているのだろう。
そこに「宇宙猿人ゴリ」のナレーター・小林恭治のモンド感溢れるナレーション
『大塚剛、38歳。プロ空手の創設者である』。
音楽は東映作品おなじみの菊池俊輔。

その後、大塚氏の訓練ぶりが映し出される。
大根の先に鈴をつけたのを振ってもらい、
目隠ししたままサイで斬る(大塚氏より大根持ってる人の方が危ないだろ!)、
ジープで両腕に縛り付けられたロープを引っ張ってもらう(『カランバ』か!)等。
そこへなぜか迷い込んでくる野生のイノブタ(!?)無抵抗のイノブタを突きや蹴りで攻め続け、
サイで止めを刺す大塚(…)。

その後、プロ空手所属の選手達が紹介される。
稲妻豊、バッファロー弁慶なんていうリングネームがイカス。

訓練のため野山を駆け巡る弁慶選手。
カットバックされるサファリパークのサイの映像(バッファローじゃないのか?)。
ナレーション『弁慶が何かを発見した。マムシだ!』。
私の目にはシマヘビに見えるマムシを捕まえてビターンと地面に叩きつけ、
生き血を吸う弁慶。その姿はまるで見世物小屋だ。

紅幸司選手の仕事は肉屋の店員。
彼の特訓は吊るしてある肉を素手で引きちぎる事、ってその肉、商品だろ!

博多の裏町のスナックで飲んでいる選手。
帰ろうとすると数人のチンピラに「おい、ちょっと待ちない!」と博多弁でケンカを売られ、
そのまま応戦。ナレーション『プロ空手はスポーツではない』
そういう問題じゃないでしょうが!と、いった感じで
いちいち例を挙げるのがバカバカしくなるようなナンセンスぶりに唖然、呆然。

その後、訓練や試合風景が続き、そろそろ飽きたところで
大塚氏のアジア武者修行の模様が綴られる。
ここからは菊池俊輔の音楽とも相まってGメン'75香港シリーズみたいなムード。
と、いう事でまずは香港。他流試合禁止のカンフーの道場に行き、
さんざん頼み込んで入山を許可して貰うが、直後、案内の男が襲い掛かってくる。
それを皮切りに次々襲い来るカンフー遣い達。
他流試合は禁止でも挑戦する奴は即、倒せって事か?
もちろん全員打ち負かす大塚氏。

続いてマレーシアのシラリンチャンという耳慣れない国技に挑戦。
歩いていると子供に挑みかかられ、笑ってかわす大塚氏。
子供について行くとシラリンチャンの達人が!「キエーイ!」気合一閃、試合スタート。
しかし素人の私にはシラリンチャンと空手の違いは全く分かりません。
もちろん大塚氏の勝利で終了。

続いて秘境・ネパールへ。
幻の武闘集団ブルキッシュを探す大塚氏。
ナレーション『彼の目には町の女子供もすべてブルキッシュに見える』それノイローゼですよ。
シェパードやドーベルマンにしか見えないネパール犬に襲われたりしながら、
やっと本拠地を探し当てる大塚氏。ハヌマーン風の仮面を被った男と格闘スタート!
映画の残り時間が少なくなったのか、あっという間に倒される仮面の男。しかも死亡…。
土地の風習に従って川岸で火葬にされる模様まで描かれる。やりすぎ!(笑)

以上のような内容のこの映画、もちろん、一から十まで台本ありのフェイクドキュメンタリーである。
こんなの今じゃ地上波オンエアは難しいかも。
当時のカラテブームの余波が生み出した徒花としか言いようがないですね…。



テーマ:ドキュメンタリー - ジャンル:映画

東映プログラムピクチャー | 18:29:33 | トラックバック(3) | コメント(0)
脱走遊戯
ヘリコからぶら下がるチバ

これもごんべすコレクションより。1976年、「子連れ殺人拳」と同時期の公開。監督はベテラン山下耕作。倉敷東映ポスター即売会でポスターを見つけ、「松田優作の『遊戯』シリーズの番外編か?」と勘違いした一本。並外れた体力を持つ囚人・チバは、同房の『ワンパクでもいい』丸大ハムの田中浩の脱獄騒ぎの隙を突いて逃走。脱獄を幇助したのは刑務所の教戒師・小沢栄太郎をヘッドとする脱獄請負組織だった。小沢達に簀巻きにされ海に放り込まれるが、世界のソニーチバがそんな事で死ぬはずもなくまんまと生還。自らも脱走請負業をスタート。最初のターゲットは小心悪人日本一・北村英二の脱獄。あっさり成功したかに見えたがチバと別れた直後、小沢一味のショベルカーに車ごと挟まれ谷底に放り投げられオダブツ。白目を剥いて悶絶する北村英三、相変わらずのイイ仕事ぶり。依頼人を殺されても全く意に介さないダーティーチバも、小沢の配下・郷エイ治(またかよ!)達に命を狙われ危機一髪。しかし小沢の情婦・鰐淵晴子に命を助けられる。自分と組んで小沢を殺して、と懇願する晴子。当然チバは怪しむが、晴子に手作りの家庭料理を振舞われ、「こんなメシは生まれて初めて食った!」と感涙。晴子の仲間に。小沢を殺そうとアジトに向かうも、一緒に30億のヤマを踏まないか、と持ちかけられ晴子共々仲間入り。小沢が狙うのは戦時中の供出ダイヤを一緒にガメた仲間・花沢徳衛が隠し持つダイヤだった。チバ達は脱獄映画のお約束・下水道から侵入。「たまには東映のヤクザ映画が見たいなー」なんて手前味噌なセリフを吐く囚人達の映画鑑賞のフィルムを東映ポルノに入れ替え、上映を止めようとする看守たちとの間で暴動が起こっている隙に徳衛を脱獄させる。そして小沢は当然のように裏切り、晴子を射殺。ダイヤを独り占めすべく車を走らせるが、車には晴子が時限爆弾を仕掛けており、大爆発。チバは徳衛とダイヤを隠した先祖の墓地に向かうが、墓地は土地開発で更地になっていた。呆然として刑務所に帰ると告げる徳衛。商売敵のいなくなったチバはまた新たなミッションに向かう事を宣言してEND。小粋なイタリアン泥棒アクション「黄金の七人」をドロドロ東映風味で味付けしたようなコミカルかつ不謹慎な犯罪映画。「黄金の七人」のキモともいえるサントラはアルマンド・トロビョーリの作だったが、この映画は八木正生の軽妙なジャズ。なかなかいい感じ。ともすると暗く、重くなりがちな素材だが、希代のアクションバカ・千葉真一の好演で犯罪アクションの佳作に仕上がっている。冒頭からヘリコにぶら下がったり、走ってる車から車に飛び移ったり、アクションの見せ場が続く。こういう映画は是非映画館で観たいなあ。





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ソニーチバ | 18:16:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
子連れ殺人拳
英語題なぜか「カラテウォーリアーズ」

今週、一つの小包が届いた。差出人はわが盟友・ごんべす君からで、中身は10本のVHSテープだった。記録されていたのは彼が以前東映チャンネル加入時にエアチェックした東映の映画作品。三倍モードでびっちり入ってる映画の大部分が未ビデオ化or入手困難なもの…。いやあ、おかげで当分ダラダラ日記のネタに困る事はありません(笑)ごんべす君、多謝!!という訳でまずは千葉真一主演「子連れ殺人拳」を。この映画「殺人拳」というタイトルだが、小沢茂弘監督の「殺人拳」シリーズ(英語題『ストリートファイター』シリーズ)とは無関係な一本。監督は志保美悦子の「女必殺拳」なんかも撮っている山口和彦。冒頭、子供が食べているおにぎりを奪おうとするソニーチバ、という笑撃シーンから映画スタート。流れ者のチバは郷エイ(『エイ』は金偏に英)治率いる東田組と室田日出男率いる西村組という分かりやすい名前の二大組織が抗争を繰り広げる街にたどり着く。粗暴だが単純な郷に付いたチバの狙いは刑務所に入ってる大親分・天津敏が隠した十億円の麻薬のありかを探す事。と、ここまで見て「ハハ~ン!実はチバは潜入捜査に来た刑事か!」と思ったが最後まで単なるならず者でした…。郷も室田もぶっ殺し、まんまとブツを手に入れた鬼畜チバ、室田側に付いた着流しの明治ヤクザ風剣客・夏八木勲(戦国自衛隊!)も行きがかり上、殺し、その遺児を生き別れの母に届けるために旅に出る。そして舞台はなぜか夜行列車に。向かいに座ったえらく栄養状態のいい護送囚・梅宮辰兄イに一本のタバコを恵んだ事で意気投合するが、直後、襲い来る大親分の刺客。借りは返すぜとばかりに巨体で刺客を走る列車から叩き出す辰兄イ。男泣きエピソードだが刑期が延びた事は間違いなし。そして子供の母親・小山明子のとこにたどり着くが、小山は既に映画監督もといカタギと再婚しており、いまさら来ても、とつれない態度。健気な子供は涙を堪えるがそこへ現れたJACの皆さんもとい天津一味。チバは子供を穴の中に乱暴に放り投げ(!)、「ハァーーーーーッ!!」と気合一発、あっという間に皆殺し。そして子供はと見ると、父の遺骨を遺言通り海に放り投げている真っ最中だった。「ゴルァ!!」と激怒するチバ。骨壷の中には遺灰に見せかけた十億のブツが入れてあったのだ!なんて罰当たりな…。オケラになった鬼畜チバであったが、仕方なく子供とともに旅に出てEND。その後、子供はまっとうに育つんだろうか?と不安になる終わり方だった。と、揚げ足とってばかりで申し訳ないが、決してつまらないわけではなく充分楽しめた。東映お得意渡世人モノを現代劇にはめ込んだ無国籍ストーリー。警察権力が全く機能してないのが東映風。子供を連れての戦いは「子連れ狼」を意識しての事だろうか?「殺人拳」と冠してあるのにカラテを遣うのはチバ一人で後は日本刀というのが面白い。後半はチバもカラテ+日本刀になるし。殺陣も久世竜が担当しており本格的だ。カラミの役者はギャバン=大葉健二等、JACの皆さんで派手な断末魔を見せてくれる。辰兄イのパートはなかなか印象的だったが、全体的に見ると付け足しの感が強い。個人的には当たり外れが多いように感じる山口監督作の中では上出来の部類だと思う。この映画も好評ならシリーズ化を目指していたのだろうか?残念ながらカラテアクション退潮の時期だったため続編が作られる事は無かったわけだが。





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ソニーチバ | 14:29:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
ゴルゴ13・九竜の首
パンチパーマ…。

以前紹介した「ソニーチバコレクション」のVol.2より、「ゴルゴ13・九竜の首」を鑑賞。これも大昔にビデオソフトが出ていたが国内DVD未発売。監督は毎度おなじみ野田幸男。これが最後の劇場映画でもある(泣)。タイトルバックに流れる「ゴルゴォ~♪」という女声スキャットがイカス(音楽・伊部晴美)。ストーリーは、香港麻薬コネクションの大物暗殺を請け負ったゴルゴが、暗殺直前に何者かに標的を横取りされ、香港警察に追われながら真の黒幕暗殺を遂行するというもの。香港警察はMr.Booなんかでおなじみ短パン姿です(当たり前)。千葉ちゃんは、パンチパーマと怒涛のモミアゲ、ストライプのスーツというかくし芸大会テイストな扮装でデューク東郷を怪演。しかもほとんど銃を使わず素手で暴れまわっている。おまけに香港の二階建てバスから看板に飛び移ったり、ロープで断崖絶壁にぶら下がったりのJACアクション炸裂!愛弟子・志穂美悦子も女刑事役で活躍。しかし拷問の果てに射殺されてしまう切ない役。師匠の映画に出演した悦っちゃん、悲惨な目に遭う確率が高いのは何故?(もっとも実生活の方が…、いや、なんでもないです)香港側の主役・スミニー刑事に嘉倫、って誰?草刈正雄と尾崎紀世彦を足して3で割ったような人。その妹役になぜか新藤恵美。香港でも「美しきチャレンジャー」は人気があったんだろうか?ゲスト的にチョコっと出るだけ。ゲストといえば鶴田浩二も出演。ゴルゴに武器を渡す片目のガンスミス役。「激殺!邪道拳」同様、東南アジアでの合作だが、邪道拳ほどの破綻はなく、手堅く作られている。さすがアクションの名手野田監督!個人的には同じ東映が高倉健主演で作った「ゴルゴ13」(さいとうたかを曰く、ゴルゴ13のモデルは健さんなんだとか)より、B級アクションしてて好きだな。
ゴルゴ13はいつ終わるのか? 竹熊漫談 ゴルゴ13はいつ終わるのか? 竹熊漫談
竹熊 健太郎 (2005/03/18)
イースト・プレス
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ソニーチバ | 17:46:56 | トラックバック(0) | コメント(2)
巨大蟻の帝国
「蟻地獄」とはナイスなコピー(笑)

昭和の終わりに東京で暇な専門学校生をしていた頃、テレビ東京でエアチェックした昼間の90分枠のロードショーのビデオを再見。監督は「Mr.BIG」の異名を持つバート・I・ゴードン。バッタが巨大化する「終末の兆し」や人間が巨大化する「戦慄!プルトニウム人間」等、実物をチープな合成やミニチュアワークで巨大に見せる映画を作り続けた映画職人だ。冒頭、記録フィルムにウルトラQ調の不吉なナレーションでアリの生態を説明。実物のアリがクローズアップでワラワラ動く様は虫嫌いにはツライかも。そして、この手の映画ではお約束のような防護服(白ではなく真っ赤!)の男達が船から有害物質を不法投棄するシーン。『企業による環境破壊について訴えてます』風、安易な社会批判がいかにも70年代でいい感じ。その後、物語は、沼地を将来有望な別荘地だと言いくるめて一儲けを企む因業な女社長&色男と、それぞれワケアリな見学者達が巨大アリと攻防戦を繰り広げる。生き残った数人は近くの街で警官に保護され、一件落着かと思いきや、そこは女王アリのフェロモンで奴隷にされた人々の街だった。やがて住人達に捕まり、女王アリのフェロモンの洗礼を受けるその時、船長のオヤジが隠し持っていた発炎筒で反撃、アリ達を砂糖工場ごと焼き殺し、ボートで逃げてEND。前半は巨大生物パニック、後半は侵略ホラー(笑)。「スター・ウォーズ」一作目の頃の映画だが、特撮の出来はともかく、ノースターながらツボを心得た展開で飽きさせない。私はこういう映画は技術よりもアイデア一発で見せる物が好きだ。Mr.BIG、さすがベテラン。いい仕事してますねえ。このビデオは90分枠の為、本編は正味70分、しかも日本語吹替え。それでも面白いんだからテレ東マジック恐るべし。

テーマ:特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル:映画

SF/ホラー | 22:39:26 | トラックバック(0) | コメント(1)
不良番長
結んで開いてライパッパ♪

1968年東映製作。栄光の不良番長シリーズ一作目。ビデオで観るのは今回で二度目だが、以前観た時は全十六作を短期間に立て続けに観たため内容をあまり覚えておらず、記憶違い多数。「あれ、ゲストは千葉ちゃんじゃなかったっけ?」とか(実際は丹波哲郎)。全部同じような話だしね。ストーリーは、新宿を根城にする神坂弘(梅宮辰夫)率いる愚連隊(まだ『カポネ団』の名前は無い)が、渡辺文雄の暴力団(これも『関東挺身会』では無い)を強請るものの逆に仲間を殺されてブチぎれ、殴りこんでヤクザ皆殺し&愚連隊全滅…、って以降のシリーズと一緒じゃないか!(笑)最初からシリーズ化を狙って作られたからだろう。しかし描写は後のシリーズと比べるとシリアス気味でギャグが少ない。かといってリアリズムである訳は無く、なんとも中途半端。監督・野田幸男(劇映画初監督)もまだカラーを決めかねている印象。まあ、そこは東映三角マーク、最初は仁侠映画のフォーマットを応用したストーリーで会社の上層部に理解してもらう必要があったのかもしれない。「ローマは一日にして成らず」ですな。出演者も後のシリーズと比べると若干地味な顔ぶれ。団員も辰兄い、谷隼人以外は小林稔侍だったり東映大部屋風味。女優は沢たまき・桑原幸子・応蘭芳とプレイガールのメンバーが多い。まるで大泉撮影所の手のあいた役者に片っ端から声かけたみたい(失礼)。そんな中、目立っているのはチェ・ゲバラのコスプレした大原麗子。貴重な東映ズベ公女優時代の記録映像だ。あと敵側の南原宏治が辰兄いの愚連隊時代の仲間って設定なんだが年齢的に無理があるのでは?といったわけで取り立てて面白い訳ではないこの一作目ではあるが、この映画がヒットしなかったら「おらあ40まで番長だからな!」も「活動写真の限界に挑戦したる!」も無かった訳で、そういう意味では偉大な一本。でも何でこれがヒットしたんだろう?併映が良かったのかも、と思ったら同時上映は「徳川女刑罰史」だって。なんとなく納得。





テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

不良番長 | 00:44:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
やくざ刑事
ソニーの七変化

イギリス・OPTIMUM社より発売されたSonnyChibaCollectionVol.1より。このDVDは三枚組のボックスセットで、収録されているのは「やくざ刑事」、「同・マリファナ密売組織」、「少林寺拳法」の三本。「やくざ刑事」は千葉真一主演の全四作のシリーズだが、本邦では未ビデオ・DVD化でうれしいセレクトだ。今回は野田幸男監督による一作目と二作目が収録されている。ストーリーは、暴力団組織に潜入して捜査、というより内部で事件を起こして組織を壊滅させる早田刑事の活躍を描いている。同じく千葉ちゃん出演「キイハンター」の「サイコロGメンシリーズ」の映画版といった感じ(こんな喩えで分かる人も少ないか…)。「激突殺人拳」などの一連の空手アクション以前の映画だが、千葉ちゃんは飛んだり跳ねたりロープにぶら下がったりの大活躍。冒頭、パチンコ屋で職務質問を受けた暴力団幹部・内田良平に拳銃を渡され、新宿駅前で制服警官相手に大乱闘する千葉ちゃんがストップモーションになるオープニングから絶好調のアクション!このシリーズは不良番長とほぼ同時期の作で音楽も同じ八木正生。千葉ちゃん唄う主題歌も「番長シャロック」そっくりだ。ラストも不良番長ばりに富士の裾野で火薬を使っての大活劇。激しいカーアクションは「0課の女」のプロトタイプのようだ。千葉ちゃんはオシャレなスーツが場面ごとに変わって旗本退屈男状態である。しかし観ていて気になったのは千葉ちゃんと相棒・内田良平の関係。男同士深い友情で結ばれているのが示されてるんだが、肩を組んだりタバコの回し飲みしたりと妙にホモっぽいのだ。当時はその筋でも人気だったという千葉ちゃん、確信犯なのかも…。最後は千葉ちゃんを庇って吹き矢が刺さって死ぬ内田氏、死ぬ間際に「お前と別れるのは寂しいぜ」と一言。女優の印象が薄い本作の実質的なヒロインなのかも。

テーマ:好きな俳優 - ジャンル:映画

ソニーチバ | 23:17:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
マウス・オブ・マッドネス
主演はサム・ニール

先日の自分内「カーペンター祭り」で見つけることが出来なかったビデオをレンタル屋にてようやくゲット。公開後、しばらくしてから出たビデオで観たきりなので約十年ぶりの再見だ。ストーリーは、失踪した人気ホラー作家の捜索を頼まれた保険調査員が、次第に作家の作った虚構の中に飲み込まれていく、というもの。伝説の怪奇小説作家・HPラヴクラフトの小説世界をベースに作られており(ただし『原作』ではない)、ホラー小説が現実を侵食していく様をあくまでも主人公の身の回りの出来事として描くが、最後には「ゴケミドロ」のような幕切れを見せる、と書くとオチが分かってしまう人もいますね(笑)。ダイナーでコーヒーを飲んでいると突然、斧を持った男に襲われたり、壁に貼ってある絵が変化したりと、周囲が少しずつ狂って行く様は怖いが、物体X系(ま、カーペンターだし)触手ヌルヌルモンスターがバーンと出てくるとちょっと興ざめ。しかし私がもっともショックを受けたのは、同行していた出版社の女性が逆さ人間に変異するところ。子供の頃に見たケイブンシャの「怪奇ミステリー」だかに載っていた『エジプトのピラミッド荒らしを襲う逆さ人間』を思い出して鳥肌が立った。「エクストロ」みたいでもあったが。この映画の音楽ももちろんカーペンターの自作自演だが、ギターサウンド中心のアメリカンロック寄りで今ひとつ。やっぱりカーペンターは安いシンセサウンドの方がいい。音楽といえば主人公が収容された精神病院の有線放送で「カーペンターズ」の歌が流れて患者達が合唱、主人公が思わず「よせよ、カーペンターズなんて!」と呟くシーンは爆笑でした。



テーマ:ホラー - ジャンル:映画

カーペンター | 22:12:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
893愚連隊
'66年東映製作、監督は中島貞夫。当ブログで『東映』という固有名詞を書き続けているような私だが、実は東映の本流ともいうべき「ヤクザ映画」にはそれほど思い入れのある作品が無い。ヤクザの世界は我々一般人の世界以上に上下関係や規律に厳しい世界で、自由とは程遠いように感じる。うちの近所にもその筋の事務所があり、たまに外でお見かけするんですが皆さん一様に憂鬱そうな表情をされております(なぜか敬語)。映画の中でもそんな世界でがんじがらめになる登場人物を描くものが多く、無責任に娯楽させてくれないことが多い。私が好きなのは「不良番長」みたいな大組織に属さない愚連隊やアウトローの映画だ。と、いうわけでこの映画、前々から気にはなっていたのだが「ヤクザ」なんだか「愚連隊」なんだかよく分からないので未見だった。しかし年末の倉敷東映「日本暗殺秘録」で自分の中で中島監督に対する注目度がアップ、加えて援護射撃のようなHOTWAX最新号の特集記事。レンタル屋を回ってようやくGetした次第。このビデオ、昭和の頃に発売されたビデオだがなぜか成人向けのシールが貼ってある。直接的なエログロ描写は皆無なのに。今日びのVシネマの方が何倍も刺激的だ。あの頃はビデ倫も厳しかったんだなあ。この映画は東映京都の十数年ぶりの現代劇だという。モノクロだが、時代劇や任侠モノばかり撮ってきたスタッフが作ったとは思えないモダンな映画。日活がニューアクション路線を模索する際に社内で試写したという話も納得。ストーリーは、高松英郎の組長率いるヤクザ組織に美味しいところをさらわれてばかりの松方弘樹達愚連隊グループが、一発逆転を図ろうとするというもの。松方達は「民主主義」を標榜しており、古いしがらみにまみれたヤクザにアンチを唱える存在。しかし通行人からタバコ一本をタカるようなダメ人間でもある。そんな彼らのスリリングな逆転劇は痛快だ。登場人物では松方の特攻隊帰りの先輩を演じた天知茂がいい。闇市時代に投獄されて十数年後にシャバに出たため、戦後派の愚連隊達とは悲しくも笑えるほどにズレている。あとは愚連隊の参謀格・荒木一郎のクールなダメ人間ぶりもいいが、スターに混じって互角の存在感の広瀬義宣がいい。一世一代の当たり役では。「日本暗殺秘録」では千葉ちゃんの工場時代の同僚を演じていたが、中島組の常連役者のようである。この映画があったからこそ後の不良番長やまむしの兄弟などが生まれたのだろう。東映映画史でもターニングポイントになった一本だと思う。







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東映プログラムピクチャー | 12:04:19 | トラックバック(1) | コメント(0)

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