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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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ドラキュラ 吸血のデアボリカ
クリストファー・リー

GYAO「世界Z級映画」にて鑑賞。
ここ最近うちのパソコンではGYAOのの音声は出るのに映像が出なくて正常に視聴できなかったのだが、ネット検索の結果、メディアプレーヤーの設定のせいであることが判明。いつの間に設定変わってたんだろう?
そういうわけで久々に鑑賞。監督はユーロトラッシュの雄(?)ジェス・フランコ。出演はドラキュラ伯爵にクリストファー・リー、ヘルシング教授にハーバート・ロム、精神病院の入院患者にクラウス・キンスキーという怪奇映画ファン垂涎の国際的キャスト。しかしまったく盛り上がらないのは何故だろう。ズームを多用した薄っぺらな映像が眠気を誘う。事実、昨晩見たときは冒頭十分ほどで熟睡してしまった。監督の力量ゆえか手抜きのせいか?
映画の内容はともかく、この「世界Z級映画」、放送する作品の大部分が昔のTV放送用で吹替え版、オマケに90分枠用にカット(実質70分)してあったりして、オールド洋画劇場ファンには堪えられない。ソフトを買う気にはならず、さりとてレンタルも見つからず、という時には最適。そんななかにクローネンバーグ「人喰い生物の島(シーバーズ)」がひっそり混じってたりするし。これからもラインナップを増やして欲しい。




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テーマ:ホラー - ジャンル:映画

SF/ホラー | 23:54:00 | トラックバック(0) | コメント(3)
私のトラウマアニメ
最近、同年代やそれより少し下の年代の人間と昔見たアニメの話をしていて不満な事。それは「ガンダム」の話ばかりな事。1969年生まれの私はファーストガンダム直撃世代な訳だが、オンタイムではあまり観ていなかった。それは私の故郷・山陰地方でガンダムを放映していたのが日曜朝8時からの地元のスーパー提供の「こども劇場」の枠だったからで、日曜の朝から鬱なアニメ観たくなかったからだ。と、いいつつその枠は同じ富野監督の鬱な「海のトリトン」をはじめ、「原始少年リュウ」、「バビル二世」とか、およそ爽やかな朝にはふさわしくないラインナップ揃いだったんだが、それらはあまり抵抗無く観ていた。ファーストガンダムは敵のザクなどのモビルスーツは兵器っぽくてカッコイイなと思っていたが、主人公メカのガンダムの白地に赤・青・黄色というカラーリングはオモチャみたいでダサイなと思っていた。実際、オモチャメーカーに押し付けられた色だったようだが。ちょうどこの頃、小学校高学年で、子ども扱いされる事を極端に嫌っていたため、そういうの見て『ナメられてる』と思い込んでしまったらしい。もう少し幼いか逆に大人だったら抵抗無く受け容れられたかもしれない。出会った時期が悪かったんだろう。と、言うわけで今回は私がそんな思春期に入る前に観て影響された、というか心に傷を負ったアニメについて書きたいと思う。


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テーマ:懐かしのアニメ&漫画 - ジャンル:アニメ・コミック

TV | 14:38:31 | トラックバック(0) | コメント(5)
ゴースト・オブ・マーズ
要塞警察・火星篇

明日(2/18)から広島でもジョン・カーペンター監督作の「要塞警察」のリメイク「アサルト13」が公開される。フランス人の監督がカーペンターの最高傑作の呼び名も高いこの映画をどう料理するか興味津々である。そこで今日は一人カーペンター祭りという事で「ゴースト・オブ・マーズ」を借りてきた。前々から『要塞警察と同じですよ』なんて話を複数の人に聞き、気になっていた一本。観てみたらホントにその通りだったのでビックリ。ストーリーは、入植地として開発中の火星で労働者が暴動を起こす事件が発生、火星の精神生命体が精神を乗っ取ってゾンビ風の怪物になっていたのだ。警官達と犯罪者は手を組み、共に戦う、というもの。火星を現代アメリカにして、ゾンビ労働者をストリートギャングにしたら同じじゃないか!要塞警察から二十年以上経っているが、相変わらずのカーペンター節が素晴らしい。カーペンター節といえばやはり音楽。今回ももちろん自作自演。しかしゲストミュージシャンがスティーブ・ヴァイ、アンスラックス、バケットヘッドと豪華になっておりその筋には堪えられない感じ。まあ私的にはいつものゆるいシンセサウンドの方が好きなんだが。音楽といえば首領ゾンビ(?)がデモンズ化したマリリン・マンソンみたいで笑った。他の連中もマッドマックス2のコスプレしたデスメタルバンドのメンバーみたいでバカでいとおしい。この映画、2001年の映画なんだがCG万能のご時世に逆行するようなアナログ特殊効果オンパレード。21世紀の映画とはとても思えない。列車のミニチュアなんか新幹線大爆破並み。しかし逆に最近の一本調子なCG濫用作より手作りの良さを感じて好感が持てる。内容、仕上がり共、変わらぬカーペンターのB級魂、最高!一生ついて行きたい。



テーマ:今日のレンタルDVD/ビデオ - ジャンル:映画

カーペンター | 23:37:58 | トラックバック(0) | コメント(2)
倉敷東映ポスター即売会・スチール篇
さて、倉敷東映のポスター即売会ではポスターだけでなく、スチール写真やプレスシート等も大量に置いてあった。スチールはいい写真、珍しい写真が大量にあったし、プレスシートには宣伝部の人達が知恵を絞った惹句が並んでいた。私はその中からスチール写真を選んで購入。あれもこれもと選り抜いているとこんな量に・・・・。
多すぎて何枚か数えてません


丹波・安藤・千葉

上から丹波哲郎、安藤昇、千葉真一。カッコいい写真を選んでみた。丹波氏は大映製作・松田優作主演「ひとごろし」より。安藤氏は書籍で見た学生服を着た写真が欲しかったが今回は発見できず、残念。

鬼の岩蔵

選んだスチールの中でなぜか多かったのが今井健二の写真。ピンキーバイオレンスでもイイ仕事ぶり。どれもコクのあるいい表情の写真ばかり。今井氏は東映ニューフェイス出身で高倉健と同期なんだとか。

トラウマの数々

中学三年生の修学旅行、京阪神方面に行った我々はおきまりの東映太秦映画村へ。私は当時、東映といえば仮面ライダーや明朗時代劇の会社という認識だった。池からヌバーッ!と出てくる「恐竜怪鳥の伝説」の首長竜やほとんど捨ててあるような「宇宙からのメッセージ」のリアベ号を見た後、お白州のオープンセットを見つけた私は勇んで中へ。子供の頃好きだった杉良の遠山の金さんの真似して「打ち首ごくも~ん!」なんて言って悦に入っていたが、薄暗いセットの中には三角木馬や石抱き責めなどの拷問具がズラリ。そして壁に貼ってあったのが上のようなスチールの数々。下にはご丁寧に「海上火あぶりの刑」やら「水車責め」なんてキャプションが。健全娯楽の会社と信じていた東映のダークサイドを垣間見た瞬間であった。アホな中坊の私は言いようもないショックを受け、その光景が長い事、頭から離れなかった。後年、東映異常性愛シリーズ等のエログロ時代劇の存在を知り、一気にのめりこむことに。恐ろしいものを見てしまったものです。

ポーちゃん&カックン

さて東映作品といえばこの二人、不良番長からピンキーバイオレンス、その他あらゆる作品に出演。短い登場場面で確実に場をさらっていた。「徳川いれずみ師・責め地獄」でのオバQの声の吹替えによる女囚役はなんと形容していいか分からない作品世界を更に涅槃の域まで押し上げていた。

奥目の八ちゃん

コメディアンといえばこんな写真も。「くっさー!」、「えっげっつっなー!」で一世を風靡した岡八郎氏。合掌。

死んでるのはアカレンジャー

多分、今回一番たくさん買った女優は山内えみこだろう。ファンなんで・・・・。大信田礼子は発見できず、残念。

おらあ40まで番長だからな!

今回うれしかったのは不良番長のスチールが大量にあった事。このスチール達を見てるだけで笑って暮らせそうです。

ズンドコ

館主さんより「一枚ずつお持ち帰りください」という事でいただいてきた藤純子引退記念の色紙。私は世代的に藤純子ではなく、復帰後の寺島純子時代の『不幸のズンドコ』三時のあなたの天然ボケ司会者の印象の方が強い。その歌唱力にはシビレました(悪い意味でね)。

スチールを選んだ後、隣接する倉庫を見せてもらった。ここには主にアニメ関係のポスターや宣材があった。日本を代表する怪獣のハリウッド版のグッズが大量に保管されているのが印象的だった。「日米経済摩擦ですね」なんて話題も(笑)。そして宣伝用のアナログレコード盤を発見。幕間に流していたものだろう。いろいろあったが中でも驚いたのが不良番長(シリーズ一作目)のソノシート。CDにも収録されている女性コーラスの主題歌の題名がライパッパ行進曲である事が判明!「♪ラリパッパラリパッパ♪」ではなく「♪ライパッパ♪」と歌ってたわけだ!その時は興奮のあまり頭がバーストしていたが後になって冷静に考えれば現物をいただいて来ればよかったな・・・・。しかし「モノより思い出」。一番の収穫はポスターでもスチールでもなく、館主さんや倉東ファンの皆さん達と一日楽しく過ごせた事。本当に忘れられない一日でした。

*「ライパッパ行進曲」
収録アルバム





テーマ:映画館 - ジャンル:映画

映画 | 19:42:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
倉敷東映ポスター即売会
以前、私の日記で書いた倉敷東映、去年の年末で閉館したわけだが、今年に入ってもイベントで数回開館しており、まだ今後の予定は立っていないらしい。「どうなるんだろう?」と思っていた先週の土曜日、夜の編集室氏から「明日、倉敷東映でポスター即売会がある」というメールが届き、いざ鎌倉(倉敷ですが)と参上することに。懐かしい入り口をくぐると、ロビーにうずたかく積まれたポスターの山、山・・・・。しばし呆然とする光景であった。今回はその中から私が購入したポスターを紹介します。

徳川女刑罰絵巻・牛裂きの刑 立て看板ポスター
牛裂きの刑

去年、オランダ版DVDを購入した映画。映画の内容も強烈だったがポスターも輪をかけて強烈。真っ赤なベースに殴り書きのようなタイトル、牛と磔の裸女・・・・。しかし昔はこんなポスター平気で町中に貼ってあったよなあ。今なら抗議が来るぞ(笑)

女獄門帖・引き裂かれた尼僧
引き裂かれた尼僧

これも牛裂き刑同様、東映の栄光なき天才、牧口雄二監督のまだ見ぬ傑作。トビー・フーパー「悪魔のいけにえ」が元ネタなんだとか。うわっ、みてぇ~!石井輝男の異常性愛DVDも出た事だしそろそろ出して下さいよ・・・・。なんといってもポスター右上、ドス黒い闇の中に佇む志賀勝がいい味出しまくり。

血を吸う眼&血を吸う薔薇 立て看板ポスター
血を吸う眼&薔薇

これは東映ではなく東宝作品。ポスターの中には東宝、松竹作品も多数あった。珍しいところでは東宝とイギリス怪奇映画の老舗・ハマープロの幻の合作「ネッシー」のポスターも。このシリーズは「帰ってきたウルトラマン」にも出演していた名優、故・岸田森がドラキュラ役を演じた和製ホラーの名作。夏に倉敷東映に行った時、デカく描かれた岸田森を見て以来、欲しくてたまらなかったポスター。

ゴルゴ13・九竜の首 (大・小)
ゴルゴ13

ここからはソニー千葉コーナー。東映には高倉健主演・佐藤純弥監督版と千葉真一・野田幸男監督版の二本のゴルゴ13があるが、私見ではB級に徹した千葉版の方が面白かった。なんと言ってもストライプのスーツとパンチパーマ・怒涛のモミアゲに圧倒される(笑)

激突・殺人拳&逆襲・殺人拳
激突&逆襲殺人拳

本編より関根勤のモノマネの方が有名な作品。しかし関根氏の気持ち、よーく分かります。人間誰しもあの映画見たら千葉ちゃんのモノマネやってみたくなるよ(笑)タランティーノが脚本書いた「トゥルー・ロマンス」にも引用されてたな。仁義なき戦いと聴き分けがつかないテーマ曲からノリノリの快(怪)作。

直撃!地獄拳&直撃地獄拳・大逆転 立て看板ポスター
地獄拳

今回最大の収穫。まさかこれが残っているとは思わなかった。この二枚を手に入れたらもう人生の目標は半分方達成したのと同じだな、って、我ながら安い人生・・・・。

武闘拳・猛虎激殺!
猛虎激殺

尊敬する同郷の先輩・Sさんが確保されていたものをお譲りいただいた一枚。Sさん、ありがとうございます!和製ドラゴン・倉田保昭師父は私が生まれて初めて憧れた生身で素手のヒーロー。アクションも素晴らしいが画面を通してにじみ出る誠実な人柄が素晴らしい。古いタイプの日本男児なのでしょう。ポスターは文字通り猛虎と激突する倉田師父。もちろん勝つのは師父、虎が勝ったら「グレートハンティング」です。相手が虎だろうがジャッキー・チェンだろうがジェット・リーだろうがヤン・スエだろうが手加減のない師父の姿勢、頭が下がります。ポスター見てるだけで勇気が出てくる気がするぞ!この作品は師父曰く「千葉真一氏が『虎相手のショー映画はイヤだ』と断った映画」という因縁の一本。一度観たが、千葉ちゃんでアテ書きされた脚本のためか、終始、違和感を感じてならなかった。清濁併せ呑む千葉真一と格闘家らしいある種の潔癖さが魅力の倉田保昭ではタイプが違うのでしょう。そんな二人が激突する作品が今年ついに製作される!http://www.m-thunder.com/公開のその日まで世界が平和でありますように!

この他にも欲しいポスターが山ほどあったが予算の関係で見送った物、多数。8枚のポスターを合体させて完成する石井輝男監督「暴力戦士」の巨大ポスターとか、なぜか「かまきり夫人の告白」のポスターが大量にあったり、人権啓発映画「夜明けの旗 松本治一郎伝」とポルノ時代劇「忘八武士道・さ無頼」がどっちも主演・伊吹吾郎だったり、東映イズム満喫、夢のような一日だった。スチール関係についてはまた後日書きます。




テーマ:映画館 - ジャンル:映画

映画 | 19:11:59 | トラックバック(0) | コメント(6)
バットマン:ダークナイト・リターンズ
コミックは小学館より

映画「バットマン(一作目)」は衝撃的だった。それまでのアメコミヒーロー映画というと陽気でおちゃらけたバカバカしい内容のものが多かったのだが、この映画は正反対のダークでアダルトなヒーロー物だった。私はそれまで(今でも)ハリウッド大作に対して正直、醒めた見方をしていたが、こういう映画を生み出し得たハリウッドの器の大きさが心底、羨ましくなった。そして、こんな映画を受け入れたアメリカ人も。だが、「バットマン」は日本では受け入れられなかった。テレビや漫画でヒーロー生産数世界一であるのに、いつまでたっても『仮面ヒーロー=幼稚な子供だまし』とハナから決めてかかる日本人の思考停止ぶりが嫌になった。そして、監督・ティム・バートンは私がもっとも信頼する映画監督となった。「スリーピー・ホロウ」を観るまではね・・・・。
そんなある日、「バットマン」ブーム再燃の火付け役となり、バートンも当初、映画化を目論んでいたという「ダークナイト・リターンズ」の存在を知った。早速、購入して一読、鈍器で頭を殴られたようなショックを受けた。内容は、引退後十年が経ち、年老いたバットマンが復活して最期を迎えるまで(!)の数日間がバートンの映画を上回るダークでハードボイルドなタッチで描かれていた。近未来の設定ではあるが、発表時の社会情勢(レーガン政権下でアメリカが右傾化しつつあった頃)を取り込んだハードなストーリー!超人がかつての赤狩りのように狩られ、スーパーマンも大統領直属の犬と成り下がった世界での孤高のヒーロー・バットマンの最後の戦い!まさに『漢の踏み絵』ともいうべきコミックだった。街灯の下で殺された両親、ジョーカーの死、等、バートンの映画版に残った要素も散見されて興味深かった。作者のフランク・ミラーは小池一夫のファンとしても名高い。「子連れ狼」の表紙を書いたりしているし。だからかどうかは分からないが、日本の漫画では久しく感じられなかった「武士道」のようなものも感じて心が震えた。
去年、「シン・シティ」という映画が公開された。メディアは賛否両論、どちらかというと「非」の方が多いかな、という風に感じた。この映画については全く情報を入れていなかったため観ないつもりだったが、終演寸前に「ロバート・ロドリゲス=フランク・ミラー共同監督」という事実を知って劇場にすっ飛んで行った。我ながら間の抜けた話だ。犯罪のはびこる街=シン・シティはまさに「バットマンのいないゴッサムシティー」だった。オムニバスストーリーだったが、ブルース・ウィリスの孤独な老刑事のエピソードはまるで「ダークナイト・リターンズ」のようで泣けた。その他、娼婦の街の女自警団の話は小池一夫「忘八武士道」みたいで嬉しくなった。フランク・ミラーは初監督らしいが、コミックをそのまま実写化したような演出は効果的だった。もし、いつの日かバットマンサーガの最終章が製作される時は、監督は是非フランク・ミラーにお願いしたい。今の世界はあの頃よりダークナイトを必要としているはずだから。




テーマ:個人的おすすめ - ジャンル:アニメ・コミック

書籍 | 20:59:18 | トラックバック(0) | コメント(0)
九十九本目の生娘
ポスター

1959年新東宝製作の和製カルトホラー。この映画は20年ほど前、ひょっこりビデオ化されていたがとっくに廃盤。昨今の新東宝作品DVDラッシュでは「花嫁吸血魔」なんかも出ているのにこの作品だけはなぜか出ていなかった。観る機会はないかも、と諦めていたが、去年引っ越した場所の最寄のレンタル店の棚にしれーっと並んでいるのを発見。早速鑑賞と相成った。ストーリーは、ハイキングをしていた若い娘が連れ去られ、村の巡査が捜査をするが、娘達は山奥の集落の人々に、十年に一度打つ刀を処女の生き血で鍛えるため連れ去られていた、という内容。監督は新東宝のエログロ映画を多く撮った曲谷守平。脚本は「ゴケミドロ」の高久進。この人のフィルモグラフィーは素晴らしいの一言。http://www.jmdb.ne.jp/person/p0110510.htm音楽の松村禎三は伊福部昭の弟子にあたる人らしい。ところどころに伊福部の東宝怪獣映画っぽい旋律が聞ける。主演の駐在役に菅原文太。デビュー当時ゆえまだ「仁義なき戦い」のアクの強さはなく、バタ臭い二枚目スターなのが逆に新鮮に見える。ポスターはグラマースター・三原葉子が水車でグルグル回されている図柄だが、連れ去られる娘役で確かに出演してはいるもののセリフもロクに無く、水車で回されるシーンもない。しかしこの場面のスチール写真は見た事があるのでビデオではカットされているのだろう。刀作りは三原葉子の血を使ったため失敗するのだが、顔見りゃ事前に分かった事だろうに(笑)出演者の中では部族のオババ役、五月藤江(ポスター右下)の演技がすごい。この人は「花嫁吸血魔」の陰陽師の婆さん役など新東宝のゲテモノ映画には欠かせない怪奇女優だ。ノーメイクで充分怖いです。この映画でも最初から最後までほとんど主役といっていいような大活躍。ビデオを観て分かった事は、こりゃあDVD出るわけないよなーという事。実在の「北上川上流の地区」に住む人々を弓矢で武装した食人族かなんかのように描いていちゃあね・・・・。どちらかというと昔、ビデオが出た事の方が何かの間違いだったのだろう。この映画も作中の部族の人々同様、歴史の闇に消え行く運命なんだろうか?



テーマ:ホラー - ジャンル:映画

新東宝 | 22:22:27 | トラックバック(0) | コメント(0)
吸血鬼ゴケミドロ
吸血鬼ゴケミドロ
吸血鬼ゴケミドロ
菊池俊輔、高英男 他 (2005/12/03)
松竹

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1968年松竹製作のSFホラー。「寅さん」や「釣りバカ」系の大船調人情喜劇の印象が強い松竹だが、邦画の斜陽期には怪獣映画(ギララ)やお色気映画、アクション物など、客が入りそうなものなら手当たりしだい製作していた。監督は東映から招いた佐藤肇。SFや怪奇物の名手だが、任侠物中心の東映では作品に恵まれなかった佐藤監督が得意のフィールドで存分に腕を振るった力作に仕上がっている。脚本は推理作家の小林久三と佐藤監督とのコンビが多い高久進の連名だが、実際には小林久三は名前貸しでほとんどタッチしていないと言う噂である。ストーリーは、国内線の旅客機が墜落、生き残った人々がエゴむき出しで争うが、やがて宇宙から来た吸血生物ゴケミドロに一人一人殺されていく、という内容。娯楽作品ではあるが、当時のベトナム戦争を背景に、人間達が地上で愚かに争っている間に宇宙からの侵略者がチャンスを狙っていた事が語られる硬派なメッセージを持つ。加えて極限状態における醜い争いの描写が素晴らしい。出演者は今見るとなかなか豪華な顔ぶれだが、特に次期総裁候補の代議士・北村英三と、その腰ギンチャクの武器商人・金子信雄という東映作品でおなじみ二大性格俳優の演技が最高。北村英三は田中角栄風の大物だが実は小心者で自己中心的な代議士にピッタリ。金子信雄は出世のためには妻すら差し出す卑劣な男を粘着質に演じ切っている。二人の癒着ぶりはその後のロッキード事件を予言しているようだ。その他、最初に憑依される白スーツのスナイパーにシャンソン歌手の高英男、ゴケミドロに誰か襲わせてみようと提案する大学教授に「乳姉妹」の大丸剛造・高橋昌也など。この乗客達のギラギラさ加減の前には本来の主人公たるパイロット・吉田輝雄とスッチー・佐藤友美のカップルはあまりにも良識派過ぎて発言にも説得力がない。まあ吉田輝雄はいつもの石井輝男の異常性愛シリーズと同様、『こんな事が許されていいのか!』と悪くなっていく状況を傍観しているだけの狂言廻しなんだが。一片の望みもないラストも素晴らしい。この映画は楽しい事がある前日に見るといいかもしれない。次の日の楽しさが何百倍にも感じられるだろうから(笑)。特撮を担当しているのは「マグマ大使」、「ライオン丸」なんかのピープロダクション。確かに今日的な目で見るとちょっと苦しい出来だが、印象的な場面も多い。特に冒頭の真っ赤な空を飛ぶ旅客機のシーンはタランティーノの「キル・ビル」にも引用、というかまんまコピーされている。タランティーノ偉い!この映画、子供の頃に観た人達は大抵トラウマになっていると聞く。私は幸か不幸か二十歳過ぎてから観たが、定期的に見返さないと気が済まない。これも一種のトラウマなのかも。


テーマ:ホラー - ジャンル:映画

SF/ホラー | 16:49:49 | トラックバック(0) | コメント(7)

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