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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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0課の女 赤い手錠
何気にタイトルが裏版してますが

去年買ったオランダ製DVD。「0課の女」は「女囚さそり」の篠原とおる原作の劇画が元になっており、平成の世にも何度かVシネマ化されていた。しかしどれも賞味期限切れのアイドルが脱ぐ事だけが売りで印象が薄い。この映画は東映製作・'74公開、監督はこのブログの常連みたいな野田幸男。野田監督はマイフェイバリット「不良番長」でデビュー。同シリーズを内藤誠と交代で監督した偉人(自分的には)。しかし、なんらかの理由で七十年代後半から映画が撮れなくなり、「特捜最前線」や「大激闘・マッドポリス80」などのテレビ映画を撮り続けた。90年代にはVシネマで不良番長を撮るという話もあったが、再評価を待たずひっそり死んだ・・・・。と、また「不良番長・突撃一番」と同じ内容になりそうだが、本作はそんな野田監督が撮った女性アクションのカルト作。「さそり」シリーズで梶芽衣子に逃げられた後のため、東映は同じ原作者のこれをシリーズ化しようと狙っていた節がある。主演の杉本美樹の歌う「零のバラード」も「怨み節」そっくりだし。ただし梶芽衣子の歌唱力と比べるとツライものがあるが。味があると言っておきましょう(笑)。お話は女刑事・零が次期総理候補の大物政治家(丹波哲郎)の誘拐された娘を救出すべく郷英(ホントはかねへんに英)治率いる誘拐グループに潜入する、という話だが、主役の零はずっと縛られっぱなしでなかなか活躍しない。しかし娘を逃がそうとした弟を撲殺したあたりから郷が狂いまくり。米軍ハウスの外人の人質を部屋に火をつけて焼殺したりの鬼畜ぶり。加えて相棒・荒木一郎は娘に麻薬を射ちまくって笑っている人間性が欠落した男。この鬼畜外道に対抗するは室田日出男扮する鬼刑事。警察の体面を守るため一般人を平気で犠牲にするこれまた外道。この恐ろしい連中が火花を散らして大激闘。そんな濃すぎる連中に終始クールな視線を投げかける零・杉本美樹は一世一代のハマリ役。その無言の存在感はさそり=梶芽衣子に匹敵する。手錠を投げるシーンは明らかにスケバン刑事の元ネタ。どっちも東映だしね。野田監督の演出も絶好調で最後のカーチェイス&アクションはド迫力。ぜひ劇場で見たい。このDVDはボックス入りでアートワークも良く、PAL盤だが画質も割といい。ケース&中身

ディスク二枚組で一枚は日本語盤、もう一枚はドイツ語盤である。メニュー画面も凝ってて思い入れが感じられる。オマケでハガキ大のロビーカードも四枚付いている。去年はアメリカでもDVD出たらしいし、そろそろ国内盤も出して下さいよ・・・・。



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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

ピンキーバイオレンス | 21:58:46 | トラックバック(0) | コメント(4)
不良番長・突撃一番
『暴力セックス』って・・・・

私の一番好きな東映シリーズ物「不良番長」シリーズには全十六作プラス番外編「極道 VS 不良番長」がある。十年ほど前、盟友ごんべす君と共に市内のレンタル屋を探し回って狂ったように観まくったのもいい思い出。その時、どうしても手に入らなかった最後の一本「どぶ鼠作戦」を転勤先の隣県で見つけたごんべす君に貰い、観て満足したその日、監督の野田幸男が死んだ。その死は新聞の隅の小さな記事で知った。何ともいえず悲しかった。と、まあそんな湿っぽい話題はさておき、このシリーズ、そもそものスタートはアメリカ映画「ワイルドエンジェル」みたいな映画を作れ、という一言だったらしい。しかしピーター・フォンダやデニス・ホッパーの役回りが梅宮辰夫や山城新伍とは無茶な話。初期こそシリアスな愚連隊アクションだが、やがてハチャメチャバカ映画に変貌を遂げる。ストーリーは、サギ商売や女衒まがいを繰り返す番長グループ・カポネ団が大組織の暴力団に押さえつけられようとするが、やがて仲間を殺されて一致団結、富士の裾野で大銃撃戦というパターンがほぼ毎回繰り返される、という「男はつらいよ」以下のルーチンワーク。しかし観続けていると梅宮や山城、鈴木ヤスシや安岡力也がマブダチのように思えてくるから不思議だ。製作されたのは邦画の斜陽期であり、倒産した大映や一般映画の製作を休止した日活からのゲスト出演が多いのも見逃せない。今日観た「突撃一番」は13作目。この作品にも日活「野良猫ロック」シリーズの地井武男がカポネ団の一員として登場。だが、ホッペタを赤く塗り、ロクにセリフもない役(役名・モグラ)で野良猫ロックのアンニュイな若者像とはエライ違いだ。そういえば後期のレギュラー・安岡力也も「野良猫ロック・セックスハンター」のカッコイイ役とは大違いの言語障害の原住民みたいな役だな。ヒロインはこれまた日活「不良少女・魔子」の夏純子。私のご贔屓です。しかしこれまた初っ端からカポネ団にヨバイをかけられたりするヒドイ役。本作はビデオのパッケージによると72年の新春第一弾だという。そのためかいつもよりスケールアップしており、香川県・高松ロケを敢行したり、最後の戦いは料亭のセットの中をバイクが走ったり、鬼の顔した山車が大砲撃ったり豪華です。内容はいつにも増してお下劣なんですがね(笑)。山城新伍が「直撃!地獄拳」より早く空手で内臓を引き抜くアクションをやってるのも見逃せない。そんな私も辰兄いの「おらあ40まで番長だからな!」という男の約束が胸に迫る年頃になりました。






テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

不良番長 | 01:14:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
花嫁吸血魔
かつお風味のほんだし

チャンネルNECOにて去年オンエアされた映画。新東宝制作、監督はベテラン並木鏡太郎。本作が最後の監督作。映画のヒロインに抜擢された娘が嫉妬にかられた女優仲間に崖から落とされ、顔面ズタズタに。借金で母親も自殺。遺言で山奥の曾ばあさんのとこに行くと、ばあさんは陰陽師で娘の顔を治すと同時に毛むくじゃらのコウモリの化け物(ライダー怪人風)にしてしまうと言う内容。日本風の因果応報の怪談+アメリカのB級モンスター映画+新東宝らしいエログロ。モノクロで妙にジメジメした内容。みていてイヤーな感じになる。その上とんでもないことに化け物になるヒロインが池内淳子なのだ。「ほんだし」のCMでおなじみの(いつの話だよ)。彼女はこの映画の少し前、周囲の反対を振り切って結婚引退したが、あっという間に離婚。新東宝に侘びを入れてカムバックした際の会社側からの条件が本作の主演だという。ペナルティとはいえすごい役やらすよなあ。池内淳子の怨念が本作のジメジメ感をアップしているのだろう。しかしそんな努力もむなしく新東宝はほどなく倒産。残ったのは彼女のフィルモグラフィーの不名誉な汚点だけ。こんな映画がCSとはいえ真昼間に放送されて、しかもDVDまで出ていると言う事実。池内淳子サイドからのクレームはないのか?いやはやすごい映画でした。



テーマ:ホラー - ジャンル:映画

新東宝 | 22:05:47 | トラックバック(0) | コメント(2)
五月みどりのかまきり夫人の告白
「五月みどり」と言えば、現在では『伊東家の食卓のお母さん』とか『菊池桃子の姑』というイメージなんだろうが、**** ここから先、読むかどうかは各自の判断でお願いします(笑) ****

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テーマ:俳優・女優 - ジャンル:映画

ピンキーバイオレンス | 23:28:25 | トラックバック(1) | コメント(2)
クイック&デッド
クイック&デッド Hi-Bit Edition クイック&デッド Hi-Bit Edition
シャロン・ストーン (2005/07/06)
ポニーキャニオン

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こないだの土曜の夜に放送された映画。監督は「死霊のはらわた」の、と言うより今や「スパイダーマン」のサム・ライミ。ストーリーは、幼い頃、父親を殺された女ガンマン(ガンウーマン?)シャロン・ストーンが、成長して街に戻り、今や街を牛耳っている仇と対決する、という西部劇の定石通りの話。正直、人物の描きこみはペラペラで、仇のジーン・ハックマンもそんなに悪者には見えない。しかしその分、映像は凝りまくりで、ケレン味たっぷり、というよりやり過ぎなスローモーションやクイックズームの繰り返しがおかしい。ライミの他の映画同様、真面目な場面もギャグに見える。出演者もハックマン以下、ランス・ヘンリクセンやほとんど子役のディカプリオなどB級っぽい顔ぶれでいい。予算はA級のはずなんだが。主人公に味方する元・悪人の牧師にまだ無名だったラッセル・クロウ。検索したところ本格的ハリウッドデビュー一作目なんだとか。なかなかカッコイイ儲け役。主人公はセクシーシンボルだった当時のシャロン・ストーンが演じるんだからストイックな役のはずはなく、レオ様(笑)やラッセルに抱かれまくり。「エロと暴力」という娯楽映画の最も重要なポイントを外してないのはエライ。ラストもルチオ・フルチの西部劇みたいであざとくていい。シャロン・ストーンの吹替えは小山茉美。「Dr.スランプ」の、と言うより今や報道ステーションのナレーションの人。ラッセルの声は鈴置洋孝。一番有名なのはガンダムのブライトかな。



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映画 | 23:18:23 | トラックバック(0) | コメント(3)
ザ・フォッグ
ザ・フォッグ

まずは訂正。1月14日付の日記で「ザ・フォッグ」の裏番組で「ローラーボール」と書きましたが、当日、「テレビ王国」の番組表はそのままだったのにローラーボールはやらず、「レナードの朝」がオンエアされました。またいつかやってくれよ!といったわけで無事放送された「ザ・フォッグ」観ました。この映画、高校生の時、地元の深夜枠で放送されたものを手に入れたばかりのビデオデッキで録画して見た。当時、私はホラー映画は怖くて(笑)あまり見なかったのだが、この映画は面白くて何度も繰り返しみた。それ以来ホラージャンルもイケルということが分かった思い出の一本だ。その時のテープは紛失していたので今回の放送は有難かった。今回も当然のように吹替版による放送だったが、吹替キャストは吉田理保子、玄田哲章、土井美加など、ある程度の年齢の人だったら聞き覚えがあるようなベテラン声優ばかりだった。昔見た(聴いた)ときの吹替えはよく覚えていないが同じキャストだったような気がする。この映画、アメリカンホラーには珍しい因果応報の幽霊譚で、ちょっと日本の怪談に近いテイストがある。幽霊のイメージをスペインのアマンド・デ・オッソリオの「ブラインドデッド」シリーズから盗用している、と言う意見もあるが、残念ながら観た事がないので何ともいえない。パクってたとしても面白いので良しとします。いつか「ブラインドデッド」シリーズも観てみたい。私は「ザ・フォッグ」みたいな『田舎の町全体が恐怖に襲われる』映画って割と好きだ。「スクワーム」とか(笑)。ストーリーは何度も観てたので新しい発見はなかったが、今回観てあらためて思ったのは灯台のDJ役のエイドリアン・バーボーっていい女だなー、って事。高校生の頃ははただのおばさんにしか見えなかったんだが、20年経って自分が映画の中の彼女の年齢に近づいた(追い越した?)って事ですね。



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カーペンター | 20:36:31 | トラックバック(0) | コメント(1)
激殺!邪道拳
サルと格闘

高校生の頃、地元のテレビで放映された映画。主演は世界のソニー千葉、監督は「不良番長シリーズ」の野田幸男。私が初めて観た千葉主演空手映画だ。ストーリーは、タイで幼い頃、親を殺された千葉ちゃんが、空手を教える老師に育てられるが、老師を兄弟子に殺され復讐を誓う、と、書くと典型的な空手・カンフー映画みたいだが、そう思ってみるとトンでもない映画だった。はじめこそ千葉ちゃん主演だが、やがて麻薬捜査官の山下タダシがメインの麻薬取引をめぐる攻防戦になり、その間にまた千葉ちゃんの回想が入り・・・・、と妙に複雑(と言うより雑)な構成で訳が分からなくなる。今回、これを書くためにビデオを引っ張り出してみて見たが余計訳が分からなくなった。兄弟子にボロボロにやられた千葉ちゃん、中国人の志穂美悦ちゃんに助けられ、漢方と電気治療の機械で体を治してもらうが、その機械の電流を思いっきりアップして一人SM状態で空手の特訓(ブリーフ一丁で訓練するシーンが笑える、いや泣ける)、とか、機械の副作用で体がボロボロになり、麻薬(本場ですからな)を持ち歩いて服用し続ける千葉ちゃん、とか信じられないシーンが続出。スタッフ・キャスト一同、タイの熱気に頭をやられたのか、それとも劇中同様、クスリを・・・・、なんて余計な事まで考えてしまう。猿に憑依された(?)四人の男が襲ってきて(千葉ちゃんには本物の猿に見える。それクスリの幻覚だよ!w)千葉ちゃんにやられると正気に戻ってフラフラ去っていく、とかトリップシーンも続出。その混乱振りから「もしやこの映画、タイで撮影された低予算香港映画に千葉ちゃんの出演場面を追加した映画では?」なんて考えてみたが、「企画」にも千葉真一の名前があるのでそれはないでしょう。その割にGメン香港シリーズの筋肉男・ヤン・スエ登場場面で千葉ちゃんが同一画面に映ってるカットがない、とか不自然な事が多い。スタッフの「進行」の所にヤン・スエの名前があるのも混乱振りを象徴しているかのようである。ラストシーンも不条理な結末で鬱になる事請け合い。信じられない人にはとにかくビデオ探して見ろ!と言いたい(滅多にないと思うけど)。


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ソニーチバ | 22:13:44 | トラックバック(0) | コメント(0)
Mr.Boo!
Mr.Boo DVD-BOX

去年の夏、買った物を再見。ゴールデン洋画劇場のミスター・ブー吹替版は当時中学生だった我々の世代には伝説のシリーズだった。マイケル・ホイはもちろん広川太一郎。太一郎伝説はここからスタートしたのだ。放送から20年以上経ち、ホントに伝説になりつつあったが、去年、まさかの吹替収録版DVDのリリースがアナウンスされ、中年にさしかかった全国の同世代人を狂喜させた。まるで「プロジェクトX」!もちろん私も当然の義務として購入しましたとも。今日はその中でもヴィンテージ度が際立つ一作目を観た。一作目といいつつ日本公開が最初だっただけで製作順は日本公開順と一致せず、そもそもシリーズですらないのだが。今作は昨今のお笑いブーム以上の過熱振りだった当時のMANZAIブームの余波で下の弟二人をツービートが担当。今や「世界のキタノ」が「コマネチ!」なんて持ちネタを披露している。サミュエル・ホイはハンサムなヤサ男なのだが、タケちゃんが演じるとヤクザも一目置く武闘派だったという本人の若かりし頃を彷彿させるチンピラに仕上がっているのがおかしい。小心者のリッキー・ホイにきよしさんはハマリ役。ラストシーンは割舌悪く落とす名人芸を聞かせる。後のシリーズと比べると広川太一郎のダジャレは抑え目だが、そのぶんリズミカルな話芸の妙が冴え渡っている。ベタなギャグの連続の本編をこれだけ面白くしたのは広川節あればこそだろう。やっぱりマイケル・ホイは太一郎、ジャッキー・チェンは石丸博也だよなあ。



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香港映画 | 23:19:09 | トラックバック(0) | コメント(0)
ニューヨーク1997
昨夜(正確には今日だが)の広島某局「ミッドナイトシアター」にてオンエア。この枠は去年の年末最後の放送が「ハウリング」だったりして、オールド洋画劇場ファンには堪えられないラインナップ。「ハウリング」は高校時代にゴールデン洋画劇場でオンエアされたものと同じ吹替えだった。この映画も吹替えキャストを見てびっくり。
吹替キャスト

カート・ラッセル役が青野武・・・・。エキセントリックな役ならおまかせの青野さんが主役とは、初放送当時も違和感バリバリだったのでは?でも見ているうちに気にならなくなるのはさすがベテラン。他のキャストは声優と言うより時代劇や刑事ドラマでおなじみの悪役の人ばかり。その手のドラマを見まくっている私は声を聞くと本人の顔が思い浮かんで弱った。アーネスト・ボーグナインもいつもの富田耕生ではなくて金井大。べらんめえ調の江戸っ子風でなかなか良かった。この顔ぶれからしておそらく20年以上前のヴィンテージ吹替えでは?クレジットに『テレビ朝日』とあったので日曜洋画劇場でやったものだろう。淀長カムバック!この映画は以前、ビデオで一度観たきりだったが、あらためてみるとこれSFよりも西部劇っぽいように感じた。そういえば「ワイルドバンチ」のボーグナインや「怒りの荒野」のリー・ヴァンクリーフも出ている。カーペンター、「要塞警察」なんかモロ西部劇だし好きなんだろうな。音楽もいつものカーペンター節で『スコスコスコスコ』言いまくっていていい感じ。来週のこの枠は「ザ・フォッグ」なんだそうです。カーペンター祭りかよ!オマケに裏番組は「ローラーボール(リメイクじゃなくてオリジナル版)」らしいし。地上波デジタル転換前の狂い咲きなんだろうか?



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カーペンター | 15:58:55 | トラックバック(0) | コメント(7)
座頭市物語
座頭市物語より、市と平手

レンタルDVDにて鑑賞。勝新太郎の「座頭市」シリーズの記念すべき一作目。監督は時代劇の名匠・三隅研次。三隅監督の勝プロ作品・「子連れ狼・三途の川の乳母車」はマイフェイバリット。座頭市劇場版は何本か観たがこれは初見。ストーリーは、ある町に流れ着いた座頭市が二大勢力のやくざの片方に付いて敵の用心棒と闘うというもの。驚いたことに後のシリーズで繰り返されるパターンの多くがこの一作目で完成されている。用心棒・平手造酒に天知茂。市と同じ剣の達人として友情を育み、やがて敵味方になって斬り合うという役。私はこういうシチュエーションに弱い。決着は予定調和だが泣かされた。天知さんは新東宝倒産後の大映移籍第一作らしい。既に貫禄すら感じさせる名演。映像特典として宣材スチールが収録されていたが、スターらしいくだけた普段着の勝新と三ツボタンのスーツをビシッと着こなしたダンディな天知さんは好対照。現代劇の印象が強い天知さんだが、時代劇で見せる剣技の見事さにはいつも唸らされる。練習熱心な真面目な人だったのだろう。早逝が惜しまれる。三隅監督も今回は血みどろではなく抑制が効いたタッチ。市が自分で斬ったのはわずか三人。ほとんど皆殺しの後のシリーズからすると驚異的。モノクロなのに観ている間は全く気にならない。市と平手の決闘のシーンの構図の冴えはもとより、『庭に咲いた梅の花の香りに惹かれる市』等、印象的なシーンが多い。この映画が傑作だったからこそ長期にわたるシリーズが続いたのだろう。ラスト、市は自分に思いを寄せる娘の心を知りながらひとり町を去る。ここから市の長くて孤独な旅が始まったのだと思うと感慨深い。



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大映 | 17:26:14 | トラックバック(1) | コメント(1)
バニシング・ポイント
バニシング・ポイントより

1971年アメリカ作品。プライマルスクリームの同名アルバムでもおなじみの映画。私の今まで観た映画ベスト5に入る一本。あらすじは、過去に数々の輝かしい経歴を持ちながら、今では自動車の陸送屋をやっているコワルスキーが、デンバーからカリフォルニアまで15時間で走るという賭けをして、70年型ダッジ・チャレンジャーで警察に追われながら走り続けるというもの。と、書くと単なるB級暴走映画にしか思えないが、数あるアメリカンニューシネマの中でも指折りの傑作であると同時に最大の異色作だ。主人公・コワルスキーは凡百の車映画の主人公達とは違い、野望や社会に対する反抗心などを持っていない。空虚な心のおもむくままアクセルを踏んでいるだけなのだ。盲人DJ・スーパーソウルとのスピリチュアルな交感、旅の途中の人々との出会いが少ないセリフと美しい撮影で描き出される。スピーディーなスリルとのんびりした感傷が交互に訪れるまさに見る麻薬のような映画。サントラも最高で長らく長距離ドライブの必須CDだった。おまけにはじめてみたのが広島での仕事を辞め、田舎で自動車修理工になる直前だったので主人公の境遇にシンクロしまくりだった。私の場合、結局元に戻ったのが情けないが・・・・。監督・リチャード・C・サラフィアンはバブルの頃、NHKと学研が大金をドブに捨てた(受信料返せ!)大作「クライシス2050」を監督してキャリアを潰され、コワルスキーを演じたバリー・ニューマンは現役で役者をやってるらしいが他に代表作はない。まさに70年代にしか作りえなかった映画。しかし私は69年生まれなんだが好きな映画・ドラマ・アニメも自分の生まれた前後数年間に集中してるのは何でだろう?恐らくそれらがその時代を空気のように呼吸した作品で、郷愁のようなものを感じているからじゃないだろうか。同じスタッフが今、作品を作っても全く琴線に触れなかったりするのはそのせいだろう、と、好きな映画だけについ枕が長くなりましたが書きたかったのはコレ
ダッジチャレンジャー・コンセプト

デトロイトのモーターショーにチャレンジャーが出品されている!70年型のデザインを極力再現してるのが素晴らしい。コンセプトカーだが市販化も検討されてるみたいで・・・・。ああ、これ買ってバニシング・ポイント目指して突っ走りたいなあ。その前に借金で世間からバニッシュ(消失)しちゃいそうだが。
バニシング・ポイント
バニシング・ポイント
バリー・ニューマン (2005/04/28)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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テーマ:アメ車 - ジャンル:車・バイク

映画 | 18:15:01 | トラックバック(2) | コメント(2)
西田健
この人が西田健さんです

写真は私の好きな俳優・西田健さん。物心ついて初めて見たのは「帰ってきたウルトラマン」の岸田隊員だろう。防衛長官の甥のイヤミなエリートで強烈なインパクトを残している。もっともその頃、私は2歳。主役の団時朗さんしか顔は覚えてなかった。その後も数々のドラマで活躍。特に刑事ドラマのインテリ犯人役に定評がある。私の中の最高傑作は特捜最前線「恐怖のテレホンセックス魔」。ストーカー・健さんと刑事・大滝秀治との死闘はベストバウト!しかし最近気になってた事が。『健さん、その髪もしかして・・・・』。そして先日、衝撃的な映像が!「新・京都迷宮案内」の予告スポットに素頭の健さんが!思わず我が目を疑ってネットで検索してしまった。そして確かに本人と確認。調べてみるとプロフィールにはズラを付けてない写真が掲載されてたみたい。http://www.infoseek.co.jp/Talent/M93-2479/
今日見た昼ドラ「新・風のロンド」には少し増毛して出ていた。役柄に合わせて変えてるって事だろうか。ナチュラルな健さん、ますますファンになりましたよ。





テーマ:気になったタレント - ジャンル:テレビ・ラジオ

TV | 14:35:36 | トラックバック(1) | コメント(0)
サウンドストリート
カセットテープ

年末に帰省した折、テクノ仲間Bee氏(お世話になってます)へのお土産に実家の押入れよりYMOの写真集を発掘、その時に一緒に出てきたのがこのカセットテープ群。NHK-FM「サウンドストリート(火曜)」のエアチェックテープだ。火曜のDJは世界の坂本龍一教授が担当していて、当時のYMOファンの必聴プログラムだったのだ。このテープは恒例となっていた「デモテープ特集」をエアチェックしたもの。デモテープ特集にはアマチュア時代のテイ・トウワや槇原敬之も投稿していて、このテープの中にはそれらの曲もしっかり収録されていた。幸いどのテープも問題なく再生できたので、持ち帰ってさっそくWAVファイル化。そのままではカセットテープ特有の「シャー」というヒスノイズが耳につくので「Audacity」というフリーウェアでノイズ除去、なんとか聴ける音質になった。あらためて聴いてみるとアマチュア離れした完成度の高い楽曲も多数あったが、アイデア一発勝負でローテクな作品の方に愛着をおぼえた。個人的にはテクノにはテクニックよりも独創性やDIY精神が重要だと思う。年始からずっと聴いてるので気分はすっかり80年代の中・高生時代に精神退行してしまった。あの頃は楽しかったなあ。暗い青春だったけど・・・・。



テーマ:FMラジオ - ジャンル:テレビ・ラジオ

音楽 | 19:05:29 | トラックバック(0) | コメント(0)
直撃地獄拳・大逆転
大逆転DVD

長かった三連休も終わり。小学校の夏休みの最終日のようなちょっと寂しい気分の今日はDVDで「直撃地獄拳・大逆転」。去年出たアメリカ盤である。英語題「エグゼキューショナー(死刑執行人)2・カラテインフェルノ」。映画がスタートすると同時に幼稚な下ネタとドタバタアクションの連続。セリフに頼りがちでウェットな内容が多い日本の喜劇映画の中では奇跡的なほどの快作である。それも東映が誇る天才監督石井輝男の頭脳とソニーチバの超絶アクションがあればこそ。トリオを組むのが佐藤允と郷英(ほんとは「金」へんに「英」)治といういずれも怖い顔。そんな三人が真面目にバカをやっているのが素晴らしい。とにかく下品な映画だがなぜか出演者のファッションがオシャレなのがおかしい。泥臭い東映作品とは思えないほど。新東宝でモダンなサスペンスを作ってた石井監督のセンスなんだろうか。何度観ても大笑いしてしまうがストーリーがぜんぜん頭に残らない。おトクな一枚。

*一作目が待望のDVD化!『大逆転』も早くDVD化して!

テーマ:アクション映画 - ジャンル:映画

ソニーチバ | 23:24:29 | トラックバック(0) | コメント(0)
シャドウ・オブ・バンパイア
スカパー!・スーパーチャンネルにて鑑賞。ドイツ表現主義時代の名作「吸血鬼ノスフェラトゥ」。もしも吸血鬼を演じた俳優がホントの吸血鬼だったら・・・・。というネタ一発で作られた映画。私は「ノスフェラトゥ」はW・ヘルツォーク監督のリメイク版しか観た事がないが、あれはオリジナルに非常に忠実に作られてるんだとか。というわけで映画秘宝で読んで以来、気になってた映画をようやく観た。吸血鬼役はウィレム・デフォー。外観はオリジナルのマックス・シュレックを完全コピー。スチル写真だけ見ても『メイク技術も稚拙な時代にこの異形ぶりはスゴイ!もしかしてホンモノ?』と思ってしまうマックス・シュレックを堂々の怪演。吸血鬼としての説得力を持たせている。ムルナウ監督役にジョン・マルコビッチ。スタッフやキャストを犠牲に映画を完成させようとする鬼畜ぶり。とはいえアメリカ映画だけにそんなにドロドロしたムードはなく淡々としたタッチ。かといって爆笑できるシーンも少なくなんだか中途半端な印象ではあった。そもそも『無声映画の吸血鬼俳優が本物』なんてマニアしか喜びそうにない話、万人向けではないのだからもっとハジけてても良かったのでは?まあこういうのは好みの問題かもしれないが。プロデューサー役で怪優ウド・キアーまで出てんだからさ。ウド・キアーは数年前、歯ブラシのCMで奥菜恵と共演してたけど、メーカーの人はウド・キアーのことなんか知らないからOKしたんだろうね。オキメグは「悪魔のはらわた」とか観たかな?(笑)



テーマ:TVで見た映画 - ジャンル:映画

SF/ホラー | 15:57:04 | トラックバック(0) | コメント(2)
江戸特捜指令
サブタイトル
敦夫・原田大二郎・エバ(笑)


スカパー!・ホームドラマチャンネルにて鑑賞。この番組は、私が小学校低学年の頃、TBS系でGメン’75終了後の10時から放送していた時代劇。前番組「隠し目付参上」の設定の一部を引き継いだ続編だが、エログロ描写の濃い話も多かった前作と比べ、全体的にコミカルさが強調されたシリーズになっている。コメディーリリーフとして山城新伍が登場。不良番長等で見せた「ハヒー!(驚いた時のリアクション)」もしっかりやっている。そしてチームのリーダー・中村敦夫も毎回バカな変装で笑わせてくれる。日本の夜明けは近いぞ!

敦夫絶命(の、お芝居)

時代劇版スパイ大作戦といったところか。今週放送したのは本放送当時の記憶も鮮明な一本。なぜ覚えていたかというと、本編屈指のバカ話だったからだ(笑)抜け荷商人と組んでイギリス船を呼び寄せ、権力を掌中に入れようとする外国奉行(X星人・土屋嘉男)。黒船の砲撃を地下蔵で待つ悪人達にのぞき穴から煙やら花火やらを見せ、ぬか喜びさせるというバカな作戦。「バカ」ばっかり書いてますがこれ褒め言葉ですよ。「荒唐無稽こそフィクションの真髄(上原正三)」が座右の銘だもんで。バカな悪人達




テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

TV | 00:52:51 | トラックバック(0) | コメント(0)
ピンキーバイオレンスコレクション
外身です

正月休みが終わったばかりだというのに三連休。休みボケした体にはちょうどいいとは思いつつ、フリーランスの身の上では『休み=収入がない』だからツラい。懐が寂しい時は家で手持ちのビデオやDVD三昧ということで(不健康だな)今日は去年の年末に買ったDVD「ピンキーバイオレンスコレクション」を視聴。アメリカ盤なのでリージョン1です。東映のピンキーバイオレンス映画「ずべ公番長・ざんげの値打ちもない」、「女番長ゲリラ」、「恐怖女子校・暴行リンチ教室」、「前科おんな・殺し節」の四作品に池玲子の幻のお色気歌謡レコードのCD復刻を加えたボックスセット。まず蛍光ピンクのビニール製のジャケットに圧倒される。画像では分かりにくいかもしれないがコーネリアス「69/96」を下世話にした感じのイカれたデザインだ。中はブックレットになっていて写真も充実。中身です

しかしその多くは徳間書店「東映ピンキーバイオレンス浪漫アルバム」からの抜き焼きのようです。スペシャルサンクスの欄に「クエンティン・タランティーノ」と「杉作J太郎」が並んで表記されているあたりがワンダー!『世界は一家、ボンクラ皆兄弟』なんでしょうか(笑)ホットパンツにブーツでキメてナイフをかざして挑発しているのは大信田礼子嬢。ミス十代の女王。テレビ「プレイガール」にも出てます。プレイガールの中でも一番好きな女優さんです。今日は当然のように大信田礼子主演「ずべ公番長~」を鑑賞。二度目なんですがね。監督は東映併映作品の鬼・山口和彦監督。シリーズ四作とも山口監督で本作は最終作のようです。「ざんげの値打ちもない」のタイトルは北原ミレイの同名のヒット曲から。本人もキャバレーの歌手役で出演して唄っています。北原ミレイファンでもある私には当時の貴重なライブフィルムでもあります。共演は東映ピンク常連・橘ますみ、「プレイガール」から片山由美子、日活ニューアクションから集三枝子、そして東映アマゾネス女優・賀川雪絵。脇を固めるのは伴淳三郎やたこ八郎のコメディアン陣。敵のボスには女言葉で化粧をしてるのになぜか女好きな金子信雄。ヒロインの相手役は元電通マン・渡瀬恒彦です。ストーリーは赤城学園という矯正施設を出た影山リカが卑劣なヤクザの仕打ちに耐えに耐えて最後に仲間とともに討ち入り、皆殺しというおきまりのパターン。こういう「正しい心のヤクザ者が外道ヤクザを倒す」という内容は、古くは股旅時代劇から仁侠物、不良番長(ずべ公番長はこれの女版)から仮面ライダーまで、東映作品の黄金律とも言えるんじゃないでしょうか。と、ストーリーは手垢が付きまくったようなものですが、好きな男のためにホステスとなって稼いだり、ヤクザ相手にタンカ切ったりと、お色気よりも女のたくましい生き様の方が心に残ります。そのあたりとことん無責任な「不良番長」シリーズとの違いなのでしょう。私は不良番長の方が好きなんですがね。そういえば大信田礼子は不良番長・梅宮辰夫を「お兄ちゃん」と呼んでいますが、和田アキ子によると『辰兄いをお兄ちゃんって呼ぶ女はヤッちゃった女』なんだそうですからなんとなく納得です。って何を納得してんだか。







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ピンキーバイオレンス | 21:43:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
さよなら倉敷東映・後篇
さて、通常上映も終わりいよいよ覆面上映。近くに座っていた常連さんと「徳川いれずみ師・責め地獄なんかいいすねー、いや、スケバン映画かもーハハハ」なんて冗談(老若男女がいるんだしそれは無いだろうとタカをくくっていた)を言っていると上映スタート。見た事ないが時代劇のようだ。桜田門外の変?おおおーっ若山富三郎御大が斬り込んだぁー!やっぱトミー最高!!なんて思ってるとタイトル「日本暗殺秘録」!!前々から観たいと思っていた一本のまさかの劇場上映!未ソフト化。同じようにソフト化していないが知名度が高く名画座でも人気の「恐怖奇形人間」が東映・表の封印作品ならこれは裏の封印作品。桜田門外の変から226事件までの日本のテロリズムを扱った本作は9.11テロを経た現在ではますます封印が重くなってる感じ。監督は中島貞夫。「狂った野獣」、「ジーンズぶるうす」位しか観た事ないですが東映京撮を代表する職人監督ですね。脚本は監督と「仁義なき戦い」の笠原和夫の共作。こういう作品をオールスターでドリフ大爆笑「もしものコーナー」みたいなオムニバスに作り上げてしまう大東映のパンクスピリッツに脱帽。オムニバスといいつつ我らがソニー千葉主演・小沼正の井上準之助射殺のエピソードが本編の大半を占めるというのも嬉しい。千葉ちゃんも思い出の一本として本作を挙げているらしいですが労咳病みで小学校を首席で卒業したという小沼正には残念ながらミスキャスト。しかし同じく病人の娘を半強姦した挙げ句に死なせてしまうシーン、いつもの千葉ちゃんテイストで笑えました。その病人の娘も東映スケバン映画やテレビの「スパイダーマン」の悪の女王・賀川雪絵なんだってんだからもう(笑)。この人が賀川雪絵さんです

他には橘ますみや藤純子も出ていて時代劇から仁侠映画、東映ポルノまで引っくるめた真のオールスター映画でした。ある意味、年末向け。二本目は岡本喜八監督「ジャズ大名」。去年亡くなった監督の追悼?これも未見。ジャムセッションがどんどんエスカレートしてラスト近くにはセリフもなくなってどうなるの?と思ってるとボン!とはじけた様に映画が終わってビックリしました。原作・筒井康隆のクレジットを見て納得。覆面上映は二本のはずがなぜか三本目がスタート。これが大問題作「」。
純

江藤潤 (2005/04/22)
ジェネオン エンタテインメント

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映画秘宝「夕焼けテレビ番長」にて丸田祥三氏が『倉本聡のオリジナル脚本を横山博人が大改悪の末、映画化』なんて書いていて気になっていた一本。倉本氏のオリジナルは読んだ事無いけどクレジットには名前が出てませんでした。主演は江藤潤。まさにこの時代の江藤潤のパブリックイメージ=田舎から出てきた性に悶々とした青年、に忠実な役柄。しかし「ウルトラマンタロウ」の朝加真由美という可愛いガールフレンドには一切手を出さず、電車で年増の女性に痴漢を繰り返すってのは異常だよ(笑)。東映セントラル作品、画面サイズもスタンダードながら今井健二やら大滝秀治やらゲスト出演者が豪華でした。途中に出る主人公の故郷の軍艦島の実景が圧巻でしたが、それが主人公の性癖にどう影響してるのかよく分かりませんでした。この映画は館主さんの中学生時代の思い出の一本でどうしても上映したかったのだそう。館主さんによると監督は現在、タクシーの運転手さんをされているそうです。以上三本、バラエティーに富んだセレクトでなんだか往年の「東映まんがまつり」を思い出させました。その後、ロビーにて館主さん、映写技師さん、常連の皆さんと映画の話など。特に映写技師さんの歯に衣着せぬ江戸っ子キャラが最高でした。そして場所を珈琲館に移し、始発が来るまで語り明かしました。2005年を締めくくる最高の映画体験でした。ありがとう倉敷東映&常連の皆さん。また会いましょう!


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映画 | 11:51:48 | トラックバック(0)
さよなら倉敷東映・前篇
倉敷東映半券

12月30日、倉敷に行った。倉敷東映の閉館に立ち会うためである。夏に「夜の編集室」氏の招きで「戦国自衛隊(千葉ちゃんのやつね)」の上映に行って、その昭和な佇まいと広いスクリーンに魅了されていただけに、突然の閉館の話にはショックを受けた。また一つ、貴重な邦画系名画座の灯が消えるのである。シネコンの隆盛にその原因を求めるのはたやすい。しかし、こうなる前に街ぐるみで何とかするとか手は無かったのか?無責任な外野の意見ですみません。
閉館日の30日は通常の二本立て上映に加え、二本の覆面上映があるという。館主さんの粋なサプライズだ。まずは通常上映の「水戸黄門(東映オールスター版)」と「新吾二十番勝負・第二部」を観る。どちらも東映時代劇黄金期の作品だけに“余裕”のようなものを感じる。テレビの水戸黄門は大人数の農協ツアーチックな漫遊の旅だが、この月形龍之介版は落語の八っつあん熊さんみたいな市井の人々でごった返す居酒屋で黄門・助・格のスリーピースが飯を喰っているというセンスオブワンダーな場面からスタート。大友柳太朗扮するオケラの浪人だが底なしの善人・井戸甚佐衛門が殺人の濡れ衣を着せられたために助・格を使って捜査する黄門のディテクティブストーリー。「オールスター」と銘打っているだけに当時の東映スター総登場だが、古過ぎて誰だか分からない御大もチラホラ。その中でも片岡千恵蔵の貫禄は別格と言った感じ。一番良かったのは我が敬愛する萬屋錦之介(当時は中村錦之助)先生!友人・井戸を想うあまり一緒にいる黄門にまでジェラシーを燃やすその姿は友情を通り越してHG入ってますよ!錦之介先生も当時は美男スターだったわけだから確信犯だったのかも?元祖・やおい?貧乏バンザイなラストも素晴らしい。東映の月形版黄門には類人猿や人喰いヒヒ、化け猫なんかと戦う作品もあるらしい。ぜひ一度観てみたいものだ。「新吾~」は別に山城新伍がチョメチョメしまくる様な映画ではなく、暴れん坊将軍の若気の至りのご落胤、葵新吾が剣に生きようとするもモテてモテてあだち充の漫画みたいな状態、と言う映画。主演の大川橋蔵は我々の世代ではテレビの「銭形平次」を808回やった人という印象しかないのだが、この頃はやはり美男スター。なんというか華があります。後ろの座席のオバサマ方(当時は少女だったのでしょう)の副音声解説(この人は○○さんと結婚して云々~)を聞きながら迂闊にも黄泉の国へと旅立ってしまいました。~後篇につづく

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映画 | 11:39:11 | トラックバック(0)

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