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赤田ペン吉

Author:赤田ペン吉
バカ映画ハンター。
「バカ映画」の定義は、バカな映画と言う意味ではなく、バカ(赤ペン)が好む映画のことです。映画作品を貶める意図はありません。監督およびすべてのスタッフの皆さんにリスペクト!

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岩下志麻 (2005/10/29)
松竹

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広島映像文化ライブラリーにて鑑賞。'70年松竹大船撮影所。監督・野村芳太郎。
恥ずかしい話だが私はずいぶん長い事「野村芳太郎」と「根岸吉太郎」を混同していた。字面が似てるから…。「若いんだか年なんだかわかんねーな」とか思いながら(笑)
この映画は以前、映画秘宝「日常洋画劇場」で井口昇が「キングオブトラウマ映画」と評していて気になっていた一本。私は野村監督の映画はビデオで『震える舌』を観たきりだが、あれも破傷風をネタに使った『エクソシスト』みたいなトラウマ映画だった。
ゴケミドロを思い出す不吉な松竹マークの後のタイトルバックはソラリゼーション処理した海辺の景色。この映画、ここ以外にも回想シーンはすべてソラリゼーションになっている。『ウルトラセブン』か!(笑)
主人公はべったりとした7:3分けと黒ブチ眼鏡がクラフトワークを思わす「大岡越前」加藤剛。時代劇では爽やかな笑顔の剣豪役が多いが、現代劇の本作では笑顔の影にある真面目だが神経質そうな顔を覗かせている。
旅行会社の窓口担当の剛は、公団住宅の自宅で造花教室をやっている小川真由美との冷え切った夫婦生活に疲れきっている。剛がいるのに不躾に上がりこんでくる団地の奥さん方の中には「渡る世間は鬼ばかり」の野村昭子の姿も。デカイ声でしている世間話のネタは「シャロンテート惨殺事件」や「三億円事件」で時代を感じさせる。
ある日、通勤バスで旧知の未亡人・岩下志麻と乗り合わせた剛。志麻と過ごす時間に妻との間にはない癒しを見つけた剛はあっという間に深い仲になってしまう。
しかし、志麻の小学生の息子はそれを快く思ってはおらず、時おり剛に対し殺意を見せる。殺鼠剤入りの饅頭を喰わそうとしたり、目が覚めるとガスが漏れていたり。果たしてそれは罪の意識を持った剛の妄想なのか?それとも…、といった内容。
・・・・・・・・イヤー、想像以上にエグイ映画です!
にこやかに世間話をしていたかと思うと次の場面は剛と志麻の濃厚な情交シーン。ガラス付き障子で仕切られた安普請な木造の借家、しかも隣の部屋には半分起きてる子供。障子越し子供目線のカメラワークまで…。ドエロだ! しかも相手は岩下志麻!!
志麻とのシーンでも真由美との夫婦生活のシーンでも剛の姿は一貫してクモの糸に絡め取られた哀れな昆虫に見える。
ガス漏れで飛び起きた剛が息苦しさに窓を開けようとするとそこには包丁を手にした子供が!!怖すぎる。
確かに子供の頃に知らずに見てしまったらトラウマ間違いなしだろう。予備知識があって観ても十分トラウマだったんだが(笑)。日本風陰湿サスペンスのチャンピオン決定!
私は正直、こういう日本の(特に松竹の)サスペンス映画って、最終的には『みんな貧乏が悪いんや!』で終わる映画ばかりのような気がしていてあまり観てなかったのだが甘かった。幸い今月の広島映像文化ライブラリーは野村芳太郎特集なので通ってみようかと思う。



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テーマ:今日観た映画 - ジャンル:映画

松竹 | 17:35:42 | トラックバック(0) | コメント(0)

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